スポニチアネックス 2016/8/10 05:40

話題:V6

 V6の岡田准一(35)が、司馬遼太郎の小説を映画化した「関ケ原」(来年初秋公開)に石田三成役で主演する。メガホンを取るのは、「わが母の記」などで知られる原田眞人監督。役所広司(60)が徳川家康役、有村架純(23)が三成に仕える女性忍者役で共演する。

 同小説は戦国史上最大の合戦とされる「関ケ原の戦い」の起因から終結までを描いた物語で、累計580万部の大ベストセラー。悪役にされることが多かった三成を主人公に据え、己の正義を信じて打倒家康に立ち上がった人物ととらえたのが特徴。81年にTBSでドラマ化された。司馬作品の映画化は99年公開の「梟(ふくろう)の城」以来、18年ぶりとなる。

 大の歴史ファンで、同作も学生時代に読んでいる岡田は「司馬遼太郎先生の書かれた石田三成公が、本来の人物像に一番近いであろうと感じており、三成公は“融通がきかぬが義を重んじ貫いた男”だと思っています」と自身の解釈を披露。「関ケ原の戦い」を真っ向から描く作品は邦画史上初めてで「歴史ファンとしても楽しみで仕方がありません」としている。今月中旬にクランクイン。3000人規模のエキストラや300頭以上の馬を使って合戦シーンを再現する。

 初めて家康役を演じる役所は「今からワクワクしています」。時代劇初挑戦となる有村も「石田三成の腰元として女を忘れ、しっかりと役目を果たしたい」と張り切っている。


有村架純、時代劇&アクションに初挑戦 岡田准一&役所広司と“日本で一番の大合戦”
モデルプレス 2016/8/10 05:00


V6で俳優の岡田准一、俳優の役所広司、女優の有村架純を主要キャストに迎え、累計発行部数580万部以上、歴史小説の大家・司馬遼太郎の名作「関ヶ原」を初映画化。戦国史上最大の合戦・関ヶ原の戦いを描き、石田三成役を岡田、徳川家康役を役所、三成の下で忍びで、女性としても支え続ける初芽を有村がそれぞれ演じる。

原作は「国取り物語」「新史太閤記」と並ぶ“戦国三部作”であり、「覇王の家」「城塞」と並ぶ“家康三部作”のひとつ。1964年〜66年「週刊サンケイ」にて連載、1966年に新潮社より初版単行本、1974年には新潮文庫版全3巻が刊行され、現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が580万部を超えるベストセラーだ。

1981年にTBSでドラマ化され、今回初めて映画化。また、司馬遼太郎作品の実写映画化は、1999年公開「梟の城」以来、18年ぶりとなる。

メガホンを執るのは、「日本のいちばん長い日」(2015)で第39回日本アカデミー賞優秀作品賞、及び優秀監督賞を受賞した原田眞人監督。近年は「わが母の記」(2012)、「駆け込み女と駆け出し男」(2015)など精力的に新作を世に送り出してる。

◆有村架純が本格時代劇初出演
石田三成役の岡田は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画「蜩ノ記」以来となる本格時代劇への出演で、原田監督作品には初参加。豊臣秀吉亡きあとの天下取りに野望を抱き、三成と相対する徳川家康を演じる役所は、これまで数々の歴史上の人物を演じてきたが徳川家康役は初挑戦となる。

本格時代劇に初出演する有村は、殺陣などのアクションにも初挑戦。激動の戦国時代に、表立っては言えない恋心を秘めながら、命を懸けて主君三成を守る姿を体現する。岡田と役所は「蜩ノ記」以来2年振り2本目の共演、有村は岡田、役所ともに初共演となる。

◆岡田准一・役所広司・有村架純の意気込み
岡田は「日本で一番の大合戦『関ヶ原』が映画化されることを僕自身、今から楽しみにしています。歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう『石田三成』を演じることができ嬉しく思います」と胸を躍らせ、「原田眞人監督のもと役所広司さん、有村架純さんを始めとするキャストの皆様、スタッフの皆様と全力で撮影に挑みたいと思います」と気合十分。

役所も「信長、秀吉など、数々の戦国武将の成功と失敗を間近に見て学んできた家康が、人生最大の大博打『関ケ原の戦い』に挑み、勝利するまでの心の動き、今からワクワクしています」と胸を高鳴らせている。

時代劇初挑戦となる有村は「言葉や所作、アクション、一から覚える事がたくさんありますが出演されるキャストの方々のお芝居を見て勉強しながら、その時代を生きた人物として、石田三成の腰元として女を忘れしっかりと役目を果たしたいなと思います。精一杯頑張ります!」と意気込みを語った。

撮影は8月中旬より約2か月半、滋賀・京都などを中心に、国宝級の歴史的建造物での映画初撮影も予定。また、天下分け目の決戦を描くために、約3000人規模のエキストラも参加する。公開は2017年初秋を予定している。


■岡田准一 コメント

日本で一番の大合戦「関ヶ原」が映画化されることを僕自身、今から楽しみにしています。歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう「石田三成」を演じることができ嬉しく思います。原田眞人監督のもと役所広司さん、有村架純さんを始めとするキャストの皆様、スタッフの皆様と全力で撮影に挑みたいと思います。

■役所広司 コメント

信長、秀吉など、数々の戦国武将の成功と失敗を間近に見て学んできた家康が、人生最大の大博打「関ケ原の戦い」に挑み、勝利するまでの心の動き、今からワクワクしています。

■有村架純 コメント

この度、初の時代劇に挑戦させていただくことになりました。言葉や所作、アクション、一から覚える事がたくさんありますが出演されるキャストの方々のお芝居を見て勉強しながら、その時代を生きた人物として、石田三成の腰元として女を忘れしっかりと役目を果たしたいなと思います。精一杯頑張ります!