『ベンジャミン・バトン』

録画していたものを拝見致しました。


生まれた時から、よぼよぼの死にかけで。

年を重ねる毎に若返ってゆく。


最初のお婆さんはベンジャミンの愛した人、デイジー。

結局、2人が共に過ごした時は数年しかなかったけれど。

確かに愛し合っていたという、デイジーの昔話です。


年上に恋をして、ふられて。

好きだからこそ、デイジーには手を出せなくて。

会いに行けば、彼氏が出来ていて。

また会いに行けば、追い返されて。

そうした擦れ違いを超えて、幸せになり。

子供もできて。


でも若返ってゆく身体を見越して、ベンジャミンは家を去る訳です。

子供2人を抱えるのは無理だと、普通の父親が必要なのだと。


しかし一度、様子を見に戻って来ます。

したらば、夫がいたんですけどね。


そうして時が経ち、外見は子供になって痴呆症で何もかもを忘れ。

デイジーは彼を施設から引き取り、一緒に過ごしてゆきます。


大切な人の死の体験だとか、夢を語る希望に溢れた人だとか。

挫折したり、志半ばで不幸に遭ったり。

忘れていく恐怖とか。

知らされざる真実とかですね。

あの年まで、娘に実父のことを話さないのはどうかと思いますよ。笑


数奇な人生。

売春、不倫の話とかがあったので、大人向けですね。

良作です。