芽衣なき

我が家からバスで30分｡

そこには我が家からの最寄り駅となる電車の駅がある｡


さらに電車に揺られること25分｡

やっと街中に着くのである｡





今日､僕が家に帰ると弟が出迎えてくれた｡

それはいいのだが玄関まで歩いて来るまでの間､扉の向こうから嘆き声が聞こえるのである｡



｢アタタタタ〜｡｣



どっせまた何かに激突したのだろう｡

そう思っていた｡
しかしなかなかドアを開けてくれない｡

それどころか中から…

｢よっこらしょっ！！｣

お前､何歳だよ！？
確か僕より年下だよね！？







がちゃ｡


｢まったく､体中筋肉痛だよ〜！！｣





…の前に｢お帰り｡｣だろ！？



まぁ､いっか｡






｢今日は何に蹴り入れたの｣


｢違うよ〜！！今日ね､仙台から歩いて帰ってきたの！！｣






｢……はっ｣





確かに今日､弟たちは友達と朝早く出かけた｡

僕はてっきり何か買いにでも行くのだろうと思っていた｡






僕だって最寄り駅から我が家までぐらいなら歩いたことがある｡
歩くのが速い僕でも一時間半ぐらいかかる｡



それプラス､天才的お馬鹿な弟たちは電車でさえ25分かかるところを歩いて来たと言うのだ｡




合計６時間｡
聞けば歩くために出かけたと言う｡






バカか､この子たち｡

まぁ１人きりではない分救いである｡


しかし双子２人して仲良く歩くことに納得するとは…｡


青春だ｡
確かにあのくらいの時は友達と話していたくて､よく学校帰り遠回りして帰ったものだ､





しかし休みの日にいちいち出かけてまで…｡












やっぱり僕の弟たちである｡

2月23日の｢ポチなき｣を見ていただきたい｡

あの日､僕は欲しいものについて話した｡




そう某社の最新MDコンポである｡




あのころは程遠いぐらい予算が無かった｡

夢のまた夢だったのである｡







今日ついに僕はやってしまった｡


お買い上げだ｡


当初､欲しいと嘆いていたコンポは｢在庫切れ｣という悲しい値札に変わっていたので諦めざるを得なかったのだが､その前の世代の機種は在庫もあり､安くなっていた｡


機能としてはあまり変わらないのである｡







初任給で自分にご褒美である｡




デビューだ｡
ついにMDデビューだ｡



しかもデジタルオーディオ対応！！


MDもろくに持ったことのない､CD＆テープ世代だった僕がさらに上を行っている！！




信じられん！！


寝ながらにしてリモコンで｢ピッ！！｣でCDがかかってしまうのだ！！


音もいい！！
やっぱり違う！！








と､言うことで研究(説明書読み)をしなくてはいけないのでまた明日｡

僕の今日の人生はあまりにも突然で…｡ お姉ちゃんの家に泊まり､そのまま帰るのはふがいない､と近所にある従妹の家へ｡ 夕方には帰る予定でした｡ ｢予定｣だったのよ！？ なぜか僕は従妹の家にちゃっかり泊まってます｡ 人生どう転がるかは分からない すごいな！？ 明日の今頃､僕はどこにいるのだろう！？

お食事会パート２

2007年04月27日

まだ一週間しかたっていない…｡ 早くないか！？ まぁいいか！！ いいのか！？ いいんじゃない！？ 楽しければいいじゃない！？ そう言う問題！？ 遊びすぎだろ〜！？！？ しかも姉ちゃん家に泊まる予約まで入れて…｡ 遅くまで遊ぶ気､バリバリじゃねぇかよ！？ まったく成長したもんだね｡ デビューしたもんだね｡ 楽しかったんで全て良し！！ まぁもう少し話してたかったけどね！？(笑) 一時間半は短いだろ〜！！ しかも人入れ替わるし！！(笑)

まだ一週間しかたっていない…｡




早くないか！？

まぁいいか！！

いいのか！？

いいんじゃない！？

楽しければいいじゃない！？

そう言う問題！？











遊びすぎだろ〜！？！？



しかも姉ちゃん家に泊まる予約まで入れて…｡


遅くまで遊ぶ気､バリバリじゃねぇかよ！？







まったく成長したもんだね｡

デビューしたもんだね｡


















楽しかったんで全て良し！！



まぁもう少し話してたかったけどね！？(笑)

一時間半は短いだろ〜！！

しかも人入れ替わるし！！(笑)

今日は得した日になる



はずだった…





僕のことだからまたやらかしてしまった…｡


どうも僕は平和に終われない人間らしい…｡









仕事が終わり､残すところ今週も1日となったことにるんるん気分で時計を見ると…




18時18分｡






ゴロがいい








そういうことじゃない！！



僕が乗りたい電車は23分…｡




これに乗れないと僕は人生の30分を無駄にする｡

たかが30分｡されど30分｡





会社から駅まで走って５分｡

今から走ったら間に合う｡




すぐにでも駆け出したかったが残念ながらまだ制服を着たままの自分…｡





無理だな…｡

その後は快速だから止まらない｡




諦めてだらだら着替え､だらだら駅に着くと､ちょうど逆方向の下り電車が来るではないか！！








やたら電車に乗る僕はすぐに行動に出た｡



下り電車で快速の止まる駅まで行けばいいのだ！！





駅員さんに怒られます…｡

こんなこと分かられたら｡



しかし助かるのです｡


この電車で下れば快速に乗れる｡

バスに間に合うのだ！！




やったね！！
ついてるね！？
天才だね！！







平和に駅についたはずだった｡



しかし駅に着き改札機の前で立ち止まる｡

ポケットというポケットすべてをさがし､カバンの中にも手を突っ込んでみる｡







……ない｡





140円の切符がない｡






下り電車に気を取られて走り出したのはいいものの､持っていたケータイと一緒に突っ込んだはずだった切符はどこかに置いてきぼりにしてしまった…｡






二倍…｡


本日の帰りの電車代｡



下りに乗った分､快速に乗れた分､バスに間に合った分｡









仕方ないのか……！？












仕方ないか……｡ハァ｡