話題:本日の恋心模様
今日の夕暮れ時、霧雨が降っていて、沈みかけのオレンジが雲に投映されていた。くすんで曇った暖色が、雨に濡れて光る緑の切れ間にぽっかり浮かんでいて、くろださんもいい景色ですね、と言うのではないだろうかと、ふと
携帯が鳴るたびにいちいち気持ちを抑えこんで、連絡は来ないと思い込んで、哀しくならないように、傷つかないように我慢している
しろたはまた酔いつぶれて帰ってくるのだろうか
にげたい
話題:メール
くろださんに打ち切りで返したメールがふと返ってきて、おつかれさまって、それだけなのに、うれしくなってしまった
忘れた頃に返信がくるのは、うれしいけど心臓にわるい、いまだって何か返ってこないかなって期待してしまっている
ばかだなあ
調子乗らないように気をつけなければ
話題:SEX
しろたと久々にした、ふだん性欲のわかないわたしが排卵期でかつあまり食べない肉を摂取したら、ふとする気になった
おなかや背中をやさしく撫でられるときもちいい、しろたが上に乗っかって体重ごと重いぎゅうをされるのも
感じるのは首筋を噛まれるとき、でも噛まれながら、くろださんが見たらどう思うのだろうとあたまを掠めて、どうしようもなくなった
いまのわたしはしろたのおかげだと思う、麦は心が広くなったとしろたは言うけれど、それは大きな君が包んでくれているからだと、そうおもう
話題:胸キュン
二年半、付き合っているしろたがいるのに気になるひとがいる
お酒と煙草と本が手放せないだめな感じの画家のくろださん、麦が付き合ってることは知っておられる
本を借りにくろださん家の近くの駅まで、ぱぱぱぱやってきたくろださんはばたばたしていて本を持ってきていないので、とくろださん家まで歩き、勧められるままに本を読みあさりビールを飲む
「麦さんは友だちです」と二回ぐらい言われた、くろださんにとって友だちは貴重らしくうれしいような一線をひかれているような
コンビニまで自転車を二人乗りする、行きはわたしが前で帰りはくろださんが前
二人乗りのうしろは楽しいかった一人で乗るときより風がいいとおもう、無茶苦茶な運転で振り落とそうとするくろださん、腰に手を回すの我慢してたんだけどな
夏の二人乗りはあまずっぱいです