お題:おいお前、そこに正座しろ
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うぅーーむ…
地面を這うような声が響く。
声の主は、大きなみつあみを下げたアシュタルのようだ。
もしゃもしゃと頭をかきむしって、ソファーに寝転がった。
「うー…サラヘア禁断症状であります!!」
…説明すると、アシュタルはサラサラヘアー好きという妙な性格を持っている変人なのである。
主な迷惑を被るのは、セリアとシシィ。
もちろんシシィには返り討ちに合い触らせて貰えないのだが、最近どうもセリアにも警戒されはじめた。
「むぅ〜やはり、この間の寝起きサラヘアがいけなかったのでありますな〜」
…誰でも寝起きに恍惚とした顔で髪の毛を触られていれば、恐怖を感じるだろうが。
「どうにかセリア殿の警戒をとき、あのサラヘアに辿りつけないものか…あっ!そうであります!!」
何かを思いついたようで、一心不乱に紙に何かを書き始めた。
途切れることなく集中し続けて、やがてその手が止まった。
「出来たであります!!ふふふ、カカオ殿に協力してもらえば…」
「ボクが何だって?」
「ヒッ…」
いつの間にか背後に迫っていたカカオが、今さっき仕上がったメモを取り上げられた。
アシュタルの表情が一瞬で青ざめていく。
「…『カカオ殿は実はサラヘア同盟の一員なのであります。だからセリア殿も安心して、サラヘアをわたくしどもにゆだねるであります☆』…ねェ」
暖房をかけているハズなのに。
部屋の温度が一気に下がっていくのはなぜだろう。
「おいお前、そこに正座しろ」
「もうしてるであります!!!!!!!」
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その後、半泣きのアシュタルの絶叫が響き渡ったという。
アシュタルはやっぱりやられキャラですな(´▽`)
このサラヘア好き設定も友達につけてもらったんだけど、なんだこれww
相変わらずどう使えば良いのかしら(笑)
さてさて、お題じゅっこめです!!ここまで来ましたねっ
残りはあとふたつなりー(*^^*)
話題:ラクガキ