久々に小説更新です!
この章がなかなか修正が多くて大変だったのですwww
この下の記事でラスボスが言ってるホムペのことなんですけど、今頑張って作ってる最中です!
いつか公開できるようう頑張るww
今回の新キャラ‥‥‥‥‥‥いないっすね。
ということで追記!⇒
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久々に小説更新です!
第13章 「王女 アシュウィー」
空に雲が陰り、辺りは真っ暗だ。先程から大雨が降ったり止んだりを続けていた。
風も一層強くなり、荒波が航海中の土色の船を大きく揺らす。
「進行路って本当にこっちであってるのか!?」
ヴィータが降りしきる大雨とす様爺風の中、飛ばされないように柱につかまってこのすごい天気の中舵を切るミウに話しかける。」
他の仲間たちは初めのころは船内に入ったが、ラッドとティーラは甲板に出てきた。
ティーラは天気がこんな状態でも回り続けている。彼女曰く、止まると酔うそうだ。
かくゆうヴィータも航路の状況を聞くために、出てきたばかりである。
ミウは言う事をなかなかきかない舵を一生懸命回しながら、叫ぶように答える。
「道はあってるの!ただ船がちゃんともってくれるかよ!!失敗したら‥‥‥」
この危険な発言に、柱をつかんでいた手をパッと放してしまうヴィータ。運悪く突風が吹いてきたため、吹き飛ばされそうになる。
「大丈夫?ヴィータ」少しばかり風で移動したヴィータを若干割りながらもミウが心配する。
突然音がやんだ、嵐の前のなんたらのように、船の中にいた人も何か感じたのか外に出てきた。
そして、目の前の光景に息をのむことになる。
その直後、巨大な津波が船を一飲みした。
ごつごつした灰色の岩肌に、数人の人が倒れこんでいる。
そこいらの水面に、水で変色しただろう色の木片がふよふよと漂っている。
そのうちに数人がむっくり起き上がった。
「えとティーラ、あたしは船を見に行くから!」と船乗りの根性で起きたミウは、回転していたおかげでそこまでの怪我を負わず、すぐに気を戻したティーラに伝言するように伝え、どこかへ走って行ってしまった。
見渡すとあるのは木の破片と旗か何かの布‥‥‥‥と岩、岩、岩。
上方は岩がそびえたっているだけで他には何も見えない。場所が悪いのもあるだろう。
「ティーラ様、ミウ様はどこですか?」
いつの間にか起きてきていたアプリーレが、一人だけ姿の見えないミウを心配している。
ティーラが頼まれていた伝言を伝えると、彼女はなぜかふーん、という顔をした。
突然ヴィータが「いてーじゃねーかこのやろっ!!」と叫び立ち上がってきた。
アリシアも普通に起き上がってきたあ、まだ岩に頭をぶつけたのかラッドだけはのびて倒れたまんまだ。
「とりあえずこいつ以外は全員起きたな」
ティーラが斜め上の角度からラッドを見下げながら言う。
あれミウは?という問いに、アプリーレが答えた。
「ミウ様は船をお探しになっていますわ」
やはりどこか渋い顔で答える。
とにかく、とヴィータが真剣な表情をした。
「ここがどんな所なのか確認しないとな」
たどりついたこの島は、一面に転がる岩と木片、あんな危険な海に囲まれた船の墓場。いくら補強した船だからといって絶対に大丈夫とは断言できない。
「ミウにはメモを残しておくことにして‥‥‥‥‥」
ヴィータの言おうとした事を即座に理解して、隣で寝ているラッドを起こそうと肩をたたくアプリーレ。しかし彼は一向に起きる気配がない。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥仕方ねぇ、置いてくか」
ヴィータはそういうと、彼らはミウへの置手紙を残して岩の連なるところを登っていく。
灰、紫、茶の岩々が互いに重なりあったりしてガタガタな足場を作っている。
何らかの力によりここの岩は浮力を持っているらしく、足を踏み外したら見える海にまっさかさまに落ちるだろう。
上を見ると、だいぶん上の方まで岩で敷き詰められており、どれくらい高いのかは分からない。
「きゃっ」とアリシアが岩に躓き、その足場の岩の欠片が少しごろん、と下に落ちた。
「い、今は低い位置にいるからいいけど、これ‥‥‥‥もしも上から落ちたら死‥‥‥‥ぬよな‥‥‥」
ガタガタ震えながらヴィータが下の海を見る。
煩いですわ、とアプリーレが言うが、彼女は羽で飛んでいるため全然説得力がない。
「落ちた時は落ちた時でそれでいいやん、そんな事よりもこの通行の邪魔の岩はどーすんや?」
騒ぐほかの三人を軽く無視して、通り道の途中にある岩を指差すティーラ。
その岩は大きく、道幅を丁度通れないくらいにふさいでいる。
「仕方ないですわ。迂回して行きましょう。」
四人はわきにあった道に沿って歩いていく。
性 別 | 女性 |