リョと海
リョマのうざさ炸裂
でもリョマならうざリョマかわいいから私は好き!
うざリョマとかかわいい
面倒臭い奴だと、ほとほと面倒な奴だと知っていた。
知っていた、んだが。
待ち合わせ時間になっても現れない越前に靴を鳴らして海堂はイライラとし、ケータイを見た
待ち合わせ時間からもう30分は過ぎている
イライラとしながら先程から電話をしているが、越前は出なかった
寝ているんだろうと予想がついていたが、まさかの事があっては心配だと、海堂は何回も電話してみる
さすがに4回電話して、ちょっと着歴を埋めてしまうのも気持ち悪いかと思い、メールを1通送ってケータイを綴じた
そして10分後、ケータイの着信音が鳴り、海堂は少し安心する
「テメェ、寝てんな」
『寝てない』
「今何時だと思ってやがる」
『あーうー』
「どこにいやがる」
『家』
「はああ?!!!起きたてかコラ」
『いや、起きてたってば』
「さっさと来い」
『………行けそうにない』
「ああ?!!」
『ニキビ』
「……あ?」
『顔にできた』
「ニ」
『最悪。なんか食べたっけ?ねぇ、海堂センパイ、オレ昨日何食べた?寝るのは早かったんだけどさ起きたらさー』
「…………」
『だから行けそうにない。会えない』
「…………」
『あーあ』
「……、ふしゅ、家にいるんだな、この糞ヤロウ」
『うん、あ!え?!』
勢いよくケータイの通話を切る。ブチリという音の向こうで越前が何かを叫んだがもう遅い
海堂は鍛え上げられた脚で駆け出していた
ほんとはにょたリョでやりたかったけど
どっちでもいい事に気付いたので
友達で化粧がうまくのらないからと彼氏にデートドタキャンした奴がいて口が塞がらなかった
しかしまあ、逆に言えば、かわいい自分を1番好きな彼氏に見せたいってゆう乙女心ですよね
私が彼氏なら殴るけど←←
海堂はこの後越前家におしかけて、リョマの頭を殴ってから抱きしめると思う
海堂おとこまえー
海堂はリョマのニキビも何だってあいせる男だぜ