私のためだけの予定を立てちゃだめなんだろうか
長期休みは全部親と一緒にいないとだめなんだろうか
ゲームしたいな お出かけしたいな
親のしたいことだけのためにお金を使って
もう年なんだからと介護をほのめかされて
色んな要求を飲まないと加害者扱いで親不孝者になって
兄弟は自分の好き勝手の挙げ句借金や他人へ貢いで

私が私のために積み上げたものは
私のために使ってはならないだろうか
そう考えることは親への裏切りなんだろうか
後出しジャンケンに負けた私は
縁を切るしか選択肢をえられないのだろうか
どうして皆私に押し付けるための口は回るのに
知らないふりはできるのに
どうしてどうにかしていくための思考を回そうとしないの


孤独の船出



誰かといた空白が
誰かと出会った足跡が
誰かと語った風の音が

孤独を綺麗に描き出す

空白は月の形をして
足跡は波の形をして
風の音は鯨の声の形をして

たったひとりのためだけの
世界を作り出してくれる

そこに溺れ耽りたいという心は
どうして否定できようか
その孤独の美しさこそ
誰かへの愛だというのに

五稜郭




青年の声がテリオンだったことしか思い出せない


なんで



私は生きていようと思ったんだろうね


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