星のように遠く輝ける君へ




出会いがいつかの別れを約束するなら
別れが君にとっての扉になりますように
開け方はもう知っているでしょう
鍵は君だけが持っている
その先を知るために君は大切なことをひとつ選び
その先を知ることで君は振り返る意味を得る
出会うたび君の扉はとても大きくなり
でもその扉を開ける力を君はちゃんと持っている

そこには特別なんかない
けれど当たり前もない
日常は君が続けてきた物語で
非日常は君のための物語だ

その背中を語るのは君ではなく
その歩みを見届けるのは君ではないけれど
誰かに役割を与えるのは君であって
いつかを価値あるものにできるのは君だけだ

もしいつか出会いと別れの交差点で
互いに誰かになれた時は、
君のことを聞かせてほしい

それはきっと一筋の奇跡のように
それはそっと小さな灯のように
果てのない出会いと別れのそのすべてに
君という存在が必要だったのだと気づかせてくれる