話題:ひとりごと

人の当たり前ってさ、人によって違うんだよね。
私の当たり前は当たり前じゃなかった。
私はさ、褒められたことなかったから、自分が最下層の人間だと思ってたんだよね。
何も出来ない人間。人の当たり前が出来ない人間。だから、人の何倍も努力しなきゃいけないと思ってたんだよね。
他の人は、出来るくせに手を抜いてるんだとばかり思ってたんだよね。
それが違うとわかったのは30過ぎてからだったけどね。
しかし、息子を褒めて育てなかったわけではない。褒めてたよね。ベタ褒めしてたよね。キツイことも、たぶん言ってる。だけど、よく褒めてたよね。特に趣味分野で。
いやぁ、涼宮ハルヒの憂鬱のアニメ版の台詞を一語一句間違いなく、そこにあたかも映像が流れているかの如く、再現した時は感嘆したよね。スゴイ才能!
しかし残念。その才能は趣味にしか活かされなかったんだよね〜
でもそれは息子には当たり前のことだったんだよね。
私の当たり前も似たようなものでさ、生きるのにはあまり必要のないことなんだよね。まあ自分を理解するには必要だったけどね。でもそれも趣味なんだよね。自己分析が趣味だからね。
主人の当たり前が一番、今の世の中に合ってるよね。社会生活で必要な当たり前。
一番の常識人かもしれない。
私は常識から外れてるからね。
だからって、当たり前が違うからといって、責めてはいけないんだよね。
息子はたぶん、落ち込みがちな私を盛り上げるために、その当たり前を身に付けたんだよね。それに非はない。社会生活の役には立たないんだけどね〜
だから苦労してるけど。
私の当たり前は私のために身に付いたよね。
主人は高校卒業して直ぐに県外就職だったから身に付いたのかな?
三種三様だよね〜
だから簡単に当たり前って、言っちゃいけないよね。
だって当たり前は人それぞれなのだから。