2011-6-25 08:35
突発的アツヤの一人語り
ブツ切り(^O^)
吹雪兄弟にするか幼なじみ組にするか悩んでて面倒になった
最近一人語りばっかで普通の短編書けないかもしれない…orz
俺には吹雪敦也の記憶はない。
当然といえば当然だ。だって俺は敦也じゃなくアツヤなわけで、士郎から生まれた人格なんだから。
だからどれだけ士郎が敦也のことを想い記憶を巡らせて俺を見たところで俺は単なるマネにすぎない。士郎の中の「敦也」の印象が俺に生み込まれているだけだから、きっとホンモノとは違う部分もあるんだろう。まあ、そのホンモノがいない今じゃ何が間違っているのかも分からないけど。つーかそれがいないから今の俺がいるわけだ。
「ひとりは…独りは嫌だよ―――!」
俺の存在意義は完璧になること。主人格である士郎の支えとなること。
それなのにこの悲痛な叫びを上げる士郎に俺は何もしない。何もしたくないと思ってしまう。おまえはいっつもそうやって怯えて嘆いてるけど、そのために俺がいるのを忘れてんのか?…なんてな、今士郎を苦しめているのは紛れも無い俺自身か。
そんなに辛いなら消してしまえば良いのに。そしたら楽になんじゃねーの?完全に一人ぼっちにはなるけどよ。
そんな事をぼんやり思うけど、士郎がそれをできない事は俺が1番わかってる。だからこそ士郎はここまで悩んで苦しんでんだ。
(…何やってんだか)
かくいう俺もカッコ悪ィけど結構キていて士郎のことを言ってられる立場じゃない。いいやむしろ士郎よりタチが悪いかもしんねーな。完璧にもなれず、士郎に拒まれて…俺のいる意味は、今じゃ士郎を蝕む邪魔者だ。まあわかってて居座ってんだし、そこに罪悪感はねーけど。ただやっぱり、ほんの少しだけ胸がいたい。
(泣きてぇのはこっちの方だっての)
俺を拒むなよ。俺はアツヤであってお前だぜ?完璧になるには俺が必要なんだろ。良いじゃねぇか、今までずっとそうしてきたんだからこれからだって変わんねーだろ?なんだよ急に、俺に任せてりゃ良いのに。そしたら士郎、お前の哀しみも痛みも俺が代わりに受けられるんだぞ。お前を押し潰すものを消せるんだからこれ以上の事はないだろ。
→続かない