視界にぴょこぴょこと揺れる頭を撫でる。
すると、すりとその手に擦り寄ってきた。

あんたは猫か。


膝枕してよ、だなんて言いやがったので、書類整理を中断した。机から視線を大王にやると、本当に猫みたいに足をおって床に座りこんでいて、思わず笑ってしまった。なるほど、だから視界の端に頭がちらついていたのか。


「どうしたんですか、発情期ですか?」

「は、発情期?何の話?!」

「メス猫は残念ながらここにはいないんですよ」

「えぇー!?オレ猫扱いなの!?」


どうみても、猫だろこりゃあ。
とは言わないでおく。騒がれると面倒だ。適当に流しておくのが一番なのだと僕は最近学習した。


「ねー、膝枕してよ」

「嫌ですよ、そういう事は彼女にでもしてもらってくださいイカ大王」

「イカ大王って君・・・」


しょんもりと肩を落して、大王は床にころんと寝転がった。本当にこいつは・・・。


「(しょうがねぇオッサン)」




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忙しくて・・・死にそうです。なんでこんなに忙しいの?チクショー!でも好きなことだから頑張りますうわぁああん!

あ、カウンター3000ありがとうございます!まさかここまで続くとは・・・夏休み中の期間限定サイトだったんですけど、今は普通に期間限定サイトみたいになりました。これも皆様のおかげです。ありがとうございます。


予告通りアンケート取れたらいいなっ