メ「あれ、マルクとあいちゃん。グミ並べて何やってんの?」
あ「あ、メガネさーん」
マ「利きグミですよ!」
メ「利きグミ?」
マ「目を閉じて食べたグミが何のグミか当てるんです」
メ「へー!面白そう!」
あ「メガネさんもやりますか?」
メ「えー、ちょっとやってみようかな!」
あ「じゃあまずはこれ」
メ「パクッ……わかった!アップルグミ!」
あ「生産地は?」
メ「生産地!?え、えっと、じゃあ、王都…?」
マ「残念でした!」
メ「生産地とか無理だよー!」
あ「じゃあ次マルクくんに出すねー!目閉じて」
マ「パクッ……オレンジグミですね。少し酸味の強いオレンジを使ってるところを見ると生産地は西の都です」
あ「さすが!正解ー!」
メ「なにそれ、すご…」
マ「じゃあ次は僕があいさんに出しますね!んー、じゃあ、これで!」
あ「ふふふん、そんなの食べるまでもないよ♪」
メマ「「え!?」」
あ「その独特な磯の香り。マグログミでしょ?この時期にマグログミを作れるのは雪の国だけ。さらに通常のマグログミよりも香りが少ないのは鮮度を保つために冷凍保存しているから。まだ冷凍状態ってことは王都に出荷された雪の国のマグログミを販売されてすぐに購入したのね!」
マ「その通りです!香りだけでそこまで判断するなんて、探偵みたいです!」
あ「ふふん♪もっと褒めて!」
メ「………次元が違いすぎて怖い…」