スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

弓使いのきっかけ


U「なんか王子ってさ、剣とかレイピアとか使うイメージだったけどニコくんは弓なんだね」

ニ「そうですね!でも一応レイピアも使えますよ!」

U「え、そうなの?」

ニ「はい!レイピアは小さい頃習ってたんで」

U「そうなのか。じゃあなんで弓にしたの?」

ニ「あぁ、それは…」

.
.
.

ニ『モンスター!?』

異『ニコ下がって!!』

ニ『え、いや俺も戦う!』

異『いいから!』

ニ『・・・・』

.
.
.

『侵入者だ!』

異『ニコ!自分の部屋に隠れて!』

ニ『いや、俺も…』

異『俺がなんとかするから!』

ニ『・・・・』

.
.
.

『船にモンスターが!!』

異『ニコ、下がって!』

ニ『・・・・』

ビュンッ

異『うおっあぶなっ!?矢!?』

ニ『もう1発』

異『お前いつの間に弓矢なんて!?てか危うく俺に当たるとこだったぞ!』

ニ『まぁそんときはそんときで』

異『おい!?』

.
.
.

ニ「って感じで、小さい頃から異端児が何かと俺を後ろに下げたがるから、いっそ後ろから戦ってやろうと思って」

U「それは近衛兵としては当然な気がするけど…。てかさり気なくニコくんの腹黒さが垣間見えた気が…」

ニ「そんなことないですよ(^^)」

U「・・・・・・」

過去の出会い


ニ「なんかさぁ、ネスと初対面のときから初めて会った気がしなかったんだよなぁ」

ネ「唐突になに言ってんすか」

二「いや、なんとなく。どっかで会ったことあったっけ?」

ネ「なんか口説き文句みたいっすね」

二「ちげぇよw」

異「あー、でも俺も確かになんかネスは前にどっかで会ったことある気がしたわ」

ネ「異端児さんまで…。気のせいじゃないっすか?」

二「んー、そうかなぁ?」

ネ「・・・・」

.
.
.

ネ『(やっぱり城に侵入するのは一苦労だな…)

!!!!誰だ!?』

『うわっ!落ち着いて!怪しいものじゃないよ!!』

ネ『……何者だ』

『俺は……って、怪我してんじゃん!』

ネ『は?いや、このくらい…』

『俺、回復魔法使えるから任せて!』

ネ『へ?』

『癒しの光よ、ヒール!』

ネ『怪我が癒えた…。あ、えと……ありが…』

ス『ネス』

ネ『あ、スギヲさん!』

ス『なにしてんの。そいつが今回のターゲットだよ』

ネ『なっ!?じゃあこの人がこの国の第3王子!』

ス『早く終わらせよ』

ダダダダダッ

ス『銃撃!?』

『王子!!』

二『あ、異端児』

異『なに暗殺者相手に武器も構えず呑気にしてるんですか!!』

二『え、この人達暗殺者なの?』

異『顔も見せず闇に紛れる黒ずくめの衣装、どっからどう見ても暗殺者だろ!?とりあえず増援呼んだから、お前は部屋に戻れ!』

二『いや、1人で部屋に戻るより異端児といた方が安全でしょ。俺も戦う!』

ネ『どうします、スギヲさん?』

ス『増援かぁ、めんどくさいな。しょうがない、退こうか』

ネ『了解です』

異『くそ、逃がすか!』

ネ『・・・・治療、ありがとうございました(ボソッ)』

異『待て!!』

.
.
.

ネ「(実は昔城に暗殺しに行ったときに会ってます、なんて言えないよなぁ)」

異「ネス?」

ネ「あ、いや!なんでもないです!(流石に黙っとこ)」

モンスター凶暴化

ア「お?新しいクエストが来てる」

好「魔物討伐依頼ですね。王都近辺で最近凶暴化しているモンスターの群れを討伐してほしい」

に「物騒だねぇ」

珍「まぁ放っておけないし、行きましょ」

.
.
.

ア「この洞窟がそのモンスターの住処か」

に「あれ?ここ…」

好「どうかしたんですか?」

に「いや、なんでもない」

珍「とりあえず進みますか!」

.
.
.

ア「地砕衝!!」

好「真空裂斬!!」

に「エアプレッシャー!!」

珍「こりゃ想像以上に凶暴化してるみたいっすね…。サンダーブレード!!」

好「この辺のモンスターは比較的大人しいはずだしね。一般の傭兵や冒険者じゃ太刀打ちできないレベルになってる」

ア「なんで急にこんな凶暴化したんだ…」

.
.
.

珍「ヒールウィンド!!」

好「ハァハァ、こうも強いモンスターと連戦だと体力が厳しくなってきますね」

ア「回復強いメンバーあと1人連れて来ればよかったな…」

珍「俺の回復魔法じゃ追いつかないですね…」

に「あれ、待って。囲まれてない?」

グルルルル…

ア「やば、今の体力で囲まれたら結構マズイぞ…」

好「回復アイテムももうないし…」

「リザレクション!!」

ア「上級回復魔法!?」

珍「え、しぶき!?」

し「道中の魔物が倒されてるからまさかと思ったらやっぱりそっちにも依頼行ってたかー」

珍「騎士団にも依頼あったのか」

し「だから回復魔法もちゃんと勉強しとけって言ったじゃん!」

珍「こ、これから習得すっからいいの!」

ア「悠長に話してる場合じゃないぞ!」

「フリーズランサー!」

グオオオオ

し「あ、フォレさん!」

フ「急に走って行くなよー」

し「すみません(笑)」

好「どちら様??」

フ「はじめまして、フォレストです。しぶきと同じ騎士団の所属です」

し「騎士団員の中では珍しい魔法主体で戦う人っす」

フ「よろしくお願いします(^^)」

ア「なんでもいいから早くモンスター倒すの手伝ってくれーーー!!!」

「「「「あ」」」」

.
.
.

ア「死ぬかと思った…」

好「すみません(笑)」

に「それにしてもしぶきくんと珍味くんの連携すごいねー!!さすが!!」

フ「あ、この子がしぶきが言ってたの騎士学校の同期?」

し「そうです!」

フ「しぶきから話は聞いてるよー、よろしくね!」

珍「あ、はい!よろしくお願いします!」

し「とりあえず討伐は完了かな?」

好「もうモンスターの気配もなくなったし、多分大丈夫かと」

ア「にしても凶暴化の原因はなんだ?普通そういう場合って、気候とか生態系とか環境の変化が原因のことが多いけど…」

フ「ここ最近、王都付近でそういう環境の変化が見られた報告はないですね」

に「・・・・・・」

ア「…なんかにくさん今日大人しいですね?」

に「え!?そんなこもないよ!?」

好「なにか心当たりでもあるんです?」

に「ないない!!ないよ!!」

珍「にくさん?」

に「・・・・・

えー、ついこの前この辺で魔法実験の必要素材集めをしてたんだけど、そのときにカバンに入れてあった身体強化薬を…


落としちゃったみたい☆」

「「「え」」」

に「いやぁ、帰ってなんか個数が減ってるなぁとは思ったんだけど、気のせいかなぁって思って!あはははは」

し「・・・・・にくさん」

に「え?」

フ「ちょっと事情聴取に同行お願いします」

に「デスヨネー」

ア「じゃあ俺らは帰るか」

好「ですね」

に「え!?ひどくない!?あっさりしすぎじゃない!?」

ア「いや、自分で蒔いた種だし」

珍「にくさん」

に「珍味くん!」

珍「ふぁいと♪」

に「えええええええええ!!!」

し「はい行きますよー」

フ「大人しくしてくださいねー」



このあとめちゃくちゃ叱られた


アシタカの秘密


ニ「なんだかんだここに来て、タカさんと出会ってから大分経ちますけど」

ア「ん?」

ニ「タカさんがここに来る前に何してたかって、未だに知らないんですよねぇ…」

ア「ここに来る前?」

ニ「はい。どこ出身で何をしてたかとか」

ア「雪の国出身だよ」

ニ「え!じゃあメガネさんと一緒なんですね!!面識あったんですか?」

ア「いや、雪の国出身でも地方が違うから」

ニ「そっかぁ。雪の国で何してたんですか?」

ア「……別に普通の村人だよ」

ニ「えー?そうなんですか??」

ア「・・・・」

.
.
.
数年前

に『さて、こんなもんかなー。やっぱ雪の国には雪の国にしかない素材あるから実験のしがいがあるなー」

『・・・・』

に『あれぇ?こんなとこに白ウサギがいるー』

『・・・・』

に『んー?怪我してるの?』

『・・・・』

に『んー、よし!近くによく使うあたしの研究所あるからおいで!手当てしよ!』

.
.
.

に『これ今研究中の細胞を活性化させる新薬なんだけど、治癒力もあがるから怪我も治るはずだよ!飲んで!』

『・・・・』

に『大丈夫だよ。ちゃんと効くはずだから!』

『・・・・(ゴクリ)



・・・・・っ!?』

に『え?……あれ?』

『ん……


え、なにこれ…?』

に『あ、あれぇ?白ウサギが、人間になっちゃった…』

『怪我は治ってるけど…』

に『んー、細胞の急激な活性化に伴う突然変異かなぁ?確かに人間用に作ってたから細胞の活性化の方向性が人間に寄っちゃったのかもなぁ』

『いや、あの、冷静に分析してないで状況を…』

に『よし!今日から君の名前はアシタカくんだよ!!』

ア『はぁ!?!?』

.
.
.

ア「実は元白ウサギなんだー、なんて言えるわけねぇわな」

に「あたし以外に知ってるの、当時研究所に出入りしてたゆうきくんくらいだしねぇ」

ア「ゆうきくんも信じるの大分時間かかってたしな」

に「なにより説明めんどくさいしねぇ」

利きグミ


メ「あれ、マルクとあいちゃん。グミ並べて何やってんの?」

あ「あ、メガネさーん」

マ「利きグミですよ!」

メ「利きグミ?」

マ「目を閉じて食べたグミが何のグミか当てるんです」

メ「へー!面白そう!」

あ「メガネさんもやりますか?」

メ「えー、ちょっとやってみようかな!」

あ「じゃあまずはこれ」

メ「パクッ……わかった!アップルグミ!」

あ「生産地は?」

メ「生産地!?え、えっと、じゃあ、王都…?」

マ「残念でした!」

メ「生産地とか無理だよー!」

あ「じゃあ次マルクくんに出すねー!目閉じて」

マ「パクッ……オレンジグミですね。少し酸味の強いオレンジを使ってるところを見ると生産地は西の都です」

あ「さすが!正解ー!」

メ「なにそれ、すご…」

マ「じゃあ次は僕があいさんに出しますね!んー、じゃあ、これで!」

あ「ふふふん、そんなの食べるまでもないよ♪」

メマ「「え!?」」

あ「その独特な磯の香り。マグログミでしょ?この時期にマグログミを作れるのは雪の国だけ。さらに通常のマグログミよりも香りが少ないのは鮮度を保つために冷凍保存しているから。まだ冷凍状態ってことは王都に出荷された雪の国のマグログミを販売されてすぐに購入したのね!」

マ「その通りです!香りだけでそこまで判断するなんて、探偵みたいです!」

あ「ふふん♪もっと褒めて!」

メ「………次元が違いすぎて怖い…」
前の記事へ 次の記事へ