日曜日の一番忙しくなる夕方前に向かいのばばあがいなり寿司持ってきた
ただの退屈しのぎに
私のおかんがいつまでも帰って来んから不信に思ったんやろう
日曜日の昼間にええ年の大人が二人引き込もって家事をしとる不自然さ
今まで話し相手やった新聞配達のおばちゃんが単車でこけて来られんから
私の家の前の坂道をのぼってまで私に話題を提供してほしかったんやろう
おとんは相変わらず優しくて家のこともおかんの世話もするイメージがこびりついとるから
おとんは私らが家におる間は家をほったらかしてパチンコしとることを言うたった
悔しいから
ばばあは私の弟一家やおかんの妹が来たときも根掘り葉掘り聞き回る
話のネタがほしいから
おかんの妹(おばちゃん)もずーっとおかんがこうなのはおとんが優しいからという
ただ、めんどくさくて甘やかしとるだけやのに
自力でできることすべておとんがするからおかんは微動だにせんよ
してもろて当たり前
今入院しとるから、この腐った根性がますます加速していきよる
放り込まれた病院もやぶで人気がないから金儲けのために、どないもないおかんを難癖つけて入院長引かせとる
おとんのぶつけた相手は足元見て、車をおとんの保険で買い替えて、おとんは自腹で車を買わんとあかんようになっとる
みんな糞ばっかりや
私はぼっとん便所の中にまみれとるんや