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不合格

二次試験不合格でした。
手応えなんか一切なかったくせに、発表が近くなるとやっぱり期待してしまうから嫌になるわ。半分に入れなかったなんて悔しすぎる。不甲斐なさすぎる。

何より申し訳なくて死にそう。また一年間迷惑をかけることになるなんて恥ずかしくて死にそう。

最初は職員室でも泣かずにいられたのに、女の先生達に励まされたら一気にぼろぼろ泣いてしまった。たぶんこれも申し訳なくて。安芸先生受かったのに居心地悪い思いさせるのは嫌だったし、哀れまれるなんて絶対嫌だったから、これでもかってくらい大袈裟に喜んだ。

それを見て、あなたのあの態度が素晴らしいって褒めてくださる先生もいたからもう今日はそれでよしとしよう。








ぜんっぜん頭の中まとまらない。
ゆーちゃんの電話も掛け直さなかった。
先を越されたのが悔しくて、来年は一緒に頑張れないのが心許なくて、声なんか聞いたら話題もないのにまた切れなくなるから。たぶんこれで本当におしまいなんだなーと思った。もう追いかけられない。









整理つかない。
今日はもうそれでよしとしよう。

電話

ゆーちゃん受かったって。
本当におめでとう。
お母さんのいう通りだった。
きっとゆーちゃんみたいな人はさっさと受かってさっさと先生になっちゃうよ。あっという間に追い越されるよって。

自分はとてもじゃないけど受かっているなんて思えなくて。








声を聞くのは2ヶ月ぶり。
お祝いしてもらってたんだそう。
思わず今度の結婚式の話をしてしまったんだけど「俺んち泊まれば?って言おうと思ったけど、お前は嫌だって言うでしょ?」なんて言われてしまった。そんな言い方はずるいよなあと思いつつ、そうだねって答えた。

正しかったよね。こんな気持ちで会うべきじゃないもの。









前に進みたい気持ちと
福岡まで行っちゃいたい気持ち

あーまだ時間がかかりそうだ
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