桜徒然


2月4日 22:18 :読書
『また、同じ夢を見ていた』

今日も朝から良い天気。
先週末から久しぶりに風邪をひいてつらい。
1日仕事を休んで病院に行ったけれど、喉の痛みと微熱は変わらず。
3日くらい休めば、すっきり治るのかもしれないけれど、仕事に行っちゃうと回復しないよねぇ。


こんな時に限って土日出勤だし。
そして、久しぶりに激混みの図書館。カウンターにはひっきりなしに利用者が来るし、館内の返本架はどこも満杯。
今日は本当に忙しくてつかれた・・・
あと一日頑張らなきゃいけないけれど、なんかもうヨレヨレ。





そんなこんなで、今日も本の話。






学校に友達がいない“私”が出会ったのは、手首に傷がある“南さん”、とても格好いい“アバズレさん”、一人暮らしの“おばあちゃん”、そして尻尾の短い“彼女”だった- 。
「やり直したい」ことがある、全ての人に贈る物語。






ベストセラーとなった『君の膵臓をたべたい』の著者の二作目。
学校に友達のいない「かしこい女の子」が出会った優しい人々との交流を通して「幸せとは何か?」という難しいテーマを読みやすい文章で描いた物語。


読みやすい、とにかく読みやすい。でも、なんだか軽い。
そして、いい話なんだよね、いいお話だとは思うんだけど、なんかあざといというか・・・
そういうこと考えずに素直に読めば楽しめるのも分かっているんだけど。


でも、おばあちゃん、アバズレさん、南さん、それぞれが菜乃花ちゃんに対して言った言葉はすてきだったな。
何が幸せかなんて、その真っ只中にいるときはわからなかったりするし、失ってから気づいたりもする。やり直したくても、人生ってなかなかやり直せないから、まだ間に合う誰かに、その手にあるものを大切にしなきゃって伝えたくなる。
10代の頃にこの作品を読んでいたら、私は結構影響を受けていたかも。





話題:本の感想




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