桜徒然


2月23日 22:17 :読書
『さよならクリームソーダ』

今日は朝から小雨まじりの曇り空。
今日の図書館は、天気が回復してきた午後からは来館者が多かった。
一般書の案内カウンター当番だったけれど、夜間以外はずっと忙しかった。


ここ数日花粉症のせいで目と鼻がつらい〜
おまけに、そこはかとなく体調が悪い。
まぁ、手術待ちしている状態だから具合が悪くて当たり前なんだろうけれど、こんなに毎日具合が悪くて6月の手術まで大丈夫なのかしら。


婦人科の手術は6月だけど、目の状態も悪化して、こっちも手術しないといけなくなった。
しかも婦人科の手術が終わらないと手術の計画も立てられないからと、ただいま放置状態。
左目の視界は水の中にいるようなというか、薄く霞がかかったような感じになって日常生活にも既に支障があるんだけど、これって秋ぐらいまでは我慢しなきゃいけないのかなぁ…
なんかいろいろつらいわ〜


こんな状態で本を読んで目を酷使するのは良くないよなぁ。と思いながらも読んでいるんだけど。
この先、本が読めなくなったら悲しいなぁ。
生まれてこの方健康だったことが一度もないから今更一つ二つ病気が増えてもさほど驚かないけれど、やっぱり親が悲しむのがつらい。
本気の愚痴は家族にも友達にも言えないから、やっぱりこういう場所で吐き出すしかないか……




まぁ、そんなこんなで、今日も本の話。








美大入学を機に上京した寺脇友親。同じアパートに住む才能豊かなイケメン先輩・柚木若菜を知るうちに、自分が抱える息苦しさの正体にも気づいてゆく…。美大生たちの輝きと不安に満ちた日々を描いた青春小説。





美大生の青年・寺脇友親が主人公。
上京、美大、おんぼろ学生寮と個性的な先輩たちとの生活という、いかにも青春、これぞ青春っていうエピソードが、なんだか懐かしいような心地よさがあった。


柚木若菜先輩の過去を知るうちに、親の再婚で家族となった相手との関係や、自分自身の心と向き合っていく物語。
「家族」「家族のかたち」「家族との関係」いろいろと考えさせられる。
自分が思い描いたように誰かとの関係を簡単に築くことが出来ればいいけれど、そんなわけもなく、摩擦や衝突や反発が起きるのは当然。
それでも 、真摯に向き合おうとする若い彼らの姿に眩しさを覚えた。
大人になるといろんなことが複雑になってしまうから。


最後まで読んでもなんとなく悲しいようなモヤモヤっとしたものが残った。
いやはや、「生きる」ことは本当に難しい。
でも、ほんのり希望の見えるラストは好き。




話題:本の感想




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