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Knock Knock Knock


突破短文
以前同じタイトルで記事書いたけど関係ありませんすみません
もはやリハビリに近い

元曲は三浦/大知の「Knock Knock Knock」
歌詞引用しまくってます本当にすみません
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乙女ゲームかりました

◆現代パロ 黛います


「おい、まだ起きてんの」
「るさいなー…」

夜中、カチカチとかジージー鳴ってっからなにかと思って起きたら、黛の顔がPSPに照らされてて死ぬほどビビりました
圭優です

そういえば、なんかゲームかりたんだっけ

「圭優、主人公の名前決めてよ」
「お前また名前で悩んでたのかよ…」

黛はゲームとかのキャラクター名前はクソ迷う奴だ
この前丸一日かけてマザー3のキャラクター名考えて、結局思いつかないからって、やめてたな

基本俺の名前
もしくはエルク
でも複数決めるのは相当悩むんだと
それに今回は

「うお、女じゃん!」
「だからだよ…自分の名前だと恥ずかしいし…」
「うんキモいしな」

サラッと言ったらひっぱたかれた
くそぅ…

にしても

「主人公かわいいいいい!めっちゃ俺好み!!」

ふわふわして、にこってして、悪意のないゆるふわガール…!
ああかわいい。俺がやりたいこれ

「悪意のないゆるふわガールなんていねぇよ…これだから童貞非処女は…」
「誰のせいだてめええええええ!!」

童貞で悪いか!
非処女って言うな!
くそぅラビひっぱたいてやる!

「まぁこの髪色なら…愛莉っぽいかな」

アイリと黛が入れて、やっと話が進む
確かに愛莉…ぽいなぁ…
成長したらこんなかわいくなるんだろうなぁ…

…はっ、待てよ

「乙女ゲーってことは…男攻略すんだよな」
「私はこのサワちゃんて子を攻略したいけどね」

うるさいです黙っててください
でも確かにかわいいな…もう一人は胸がでけぇな

そうじゃなくて!!

愛莉に近寄る男
愛莉に迫る男
愛莉を口説く野郎

「愛莉ィィィイイイイイッ!!」

「うわなにいきな、ちょっPSP返せ!」

プンッ

「電源落とすなああああ!!またやり直しかよ!オリオン話なげぇんだよ!!」

ギャーギャー騒がれようとなんだろうと知るか!

「お兄ちゃんはあんなイケメン許さねぇからな!!」
「くそ…もういいや、カズサで」

そうして黛は、結局カズサでやることになりました。

めでたしめでたし

「めでたかねーよ馬鹿息子!!」


おわれ。



◆アムネシアってゲームを後輩にかりました
最初はやらず嫌いだったけど、ちょっと楽しいかもしれない
ちなみに半分実話です
アイリにしたあとなんかいてもたってもいられず、迷って結局カズサです
こそばゆいったらないわ…


『天国にも同じ花は咲くのですか』



(デフォルト名:圭優、愛莉)



季節が暑さを置き去りにして、景色は秋に染まっていく。
その上から、更に塗り重ねる夕陽は茜色。

教団の天辺に立って見下ろせば、目に余る世界があって
そう、ここは、空に一番近い場所。


圭優に目に映る夕陽は真っ白で、眩しくて。
煙草の煙を流しながら目を細める。
風は穏やかに吹けど、もうシャツ一枚では少し肌寒い。

ダイヤモンドリリーの、その小さな花を
ひとつ摘んでは空に投げる。
地上から吹きあがる空気が、花を空へと躍らせる度に


この胸は、軋む。



ひとつ、またひとつ

届きますように
この空よりも高い場所へ



そう願いながら

圭優は、花を




ああ、今は亡き
愛しい、愛しい命よ

本当は、今日で五回目の誕生日
めくるカレンダーが、とうとうこの日を告げた。

どこにいようと
もう、その小さな命の時は止まれど


俺は、祝うよ




「おめでとう、愛莉」



空に、最後の花を投げて
膝が崩れ落ちる。

止まらない涙ごと、震える体を抱いて。



キラキラと、花は
空へと届いて

天国にも、同じ花を咲かせて。



ダイヤモンドリリー

花言葉は、



また会う日を楽しみに




◆お題サイト様より
『天国にも同じ花は咲くのですか』

『弔い合戦が綺麗である理由』



(デフォルト名:なし 突発文)




弔い合戦
死者の仇を討つ、霊を慰める戦いのこと


それがどうして『綺麗』なのか

知りたいかい?




人間っていうのはいつか死ぬのに
それが早まるなんて誰も考えちゃいないからさ


殺されたあの人を、もう愛することなんてできないから
仇を取ろうと殺してしまおうと、ドロドロした気持ちが溢れて、溢れて
身近に訪れた死を恐れて

その醜い気持ちを隠すために、
弔い、なんて言葉があるんだよ



人が死んだら、悲しいよね?
喜ぶ人もいるかもしれないけれど

死が絡めば、なんだって心が痛むものなんだ



綺麗なのは、その言葉の響きだけ



醜い人間が、復讐しようとするのを
醜く歪んだ瞳が見るから

それは綺麗に見えるんだよ



弔う魂なんて
もうとうに、目には見えないのにね。




今日もまた、どこかで
弔い合戦の、煙が上がるよ



◆お題サイト様より
『弔い合戦が綺麗である理由』

『レテの深界に沈没』



(デフォルト名:なし アーカー視点)



何もかも忘れてしまえば楽だと
誰かが言ったのかもしれないけれど


今はそれさえも思い出せない。


忘れたことを忘れてしまうなんて
本当に可笑しい。

でもそれで、今は平和
毎日血を浴びて、その生温さに

人間の脆さに、口の端を上げて笑えばいい。




存在理由を問うなんて愚行

しなくたって生きていける はず



シャワーでその血を洗い流して
タイルにぼんやり映った自分に、触れたほんの一瞬


変な罪悪感に駆られるなんて、錯覚だ。



体を流れた赤い水を、そのままバスタブに張って
身を委ねて、いっそ沈んでしまおう。と全身をまた染め直す。
沈められるのは嫌だ。

全ては自分の意思で

忘れることを、自分から望もう。




思い出すのが怖いから




顔が水に全て浸かる前に目を閉じた。




一日の最後に浴びるこの水は、

何もかもを忘れるには十分すぎるほど、冷たい。





レテ:Lethe:@ギリシア神話;(冥府/Hades)を流れる「忘却」を意味する川、その水を飲めば過去を忘れるという A忘却



◆お題サイト様より

『レテの深界に沈没』

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