今日は私の父の誕生日です。

父とは色々な思い出があります。精神的に追い詰められ、父の言葉が未だにトラウマで、弟と妹に「気にするな!」と励まされます。

「お前は弟に迷惑をかけてる」
「弟が怒ってた」
「どうしてお前が家計を支えない 」

全部、私の誕生日に言われたことです。私は確かに父から欲しがりました。「誕生日おめでとう」の言葉を。プレゼントもお小遣いもいらない。ただ、父からお祝いの言葉が聞きたかった。バイト探し頑張れと励まして欲しかった。
けど、父は「誕生日おめでとう」とは一言も口にせず、私が精神をおかしくしたことで、家族にかける迷惑や仕事をしていない迷惑さを説きました。悲しかった。私はただ、生まれてきたことを喜んでもらいたかった。

だけど、父を嫌いになれません。
幼い頃、父は私をとても愛してくれました。甘いものが大好きな父。二人でアーモンドチョコを取り合ったり、チンチロリンを教えてもらったり、父のお菓子の隠し場所を見つけてこっそり食べてたら、見つけられたことに悔しがりながらもお菓子をくれた父。父の膝に乗ってテレビを見たこと。毎朝、父のベッドに潜り込んで、父を起こす筈が一緒に寝てしまったこと。

父を嫌うには、思い出が多すぎる。

他にも父は私を傷つけたけれど、優しかった父を思うと、父を憎めません。だから明け方、父にお祝いのメールを送りました。何度も「大好き」と言いました。
なにかな。私は父に好かれたいのかな。父の中で私は「邪魔」にカテゴライズされているのに、なんなんだろう。結局、私が愛されたいだけなんじゃないのか。

父が私を迷惑がるのも無理ないね。
でも、また昔みたいに愛して欲しい。

お父さん、誕生日おめでとう。
あなたが私をどう思っても、私はお父さんが大好き。楽しい思い出は忘れないよ。