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クランク・イン「村雲 朔」
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●村雲 朔/ムラクモ サク(cv新垣樽助さん)
聖エドワード学園の二年生。映画研究部の監督。大人びていて真面目で妥協は許さないが、意外と感情的な部分も持っている。






〜ネタバレ〜
(中学生編)
聖エドワードの映画に出ることになった主人公だったが、エドワードの豪華な雰囲気に面食らってしまい、戸惑ってしまう。慣れないことに失敗ばかりするが、それでも朔は自分が選んだヒロインに間違いはないと、励ましてくれた。
厳しいように見える朔だったが、思いやりもあり気遣いも出来優しい面があるため、主人公のことも優しく補佐してくれた。そのため徐々にエドワードにも慣れ、映画製作は上手く進んでいく。
普段は凛としてカッコイイ朔だったが、双子の妹と弟がおり、子供の面倒を見る朔はとても優しいお兄さんの表情であったり、そんな一面を見るとまた朔に惹かれる主人公。
映画のクランクアップも終わり、中々会えなくなるであろうと思うと寂しかったが、朔は誰よりも先にヒロインである主人公に出来上がった映画を見せてくれたり、とても大切にしてくれていることを感じていた。
その後なんとコンクールでも優勝を勝ち取ったエドワード。祝賀会が行われ、監督である朔とヒロインの主人公が壇上に立ち挨拶をすると皆の前で「彼女無しではこの作品は出来なかった」と堂々と発表してくれ、大人になって名監督になるから絶対にまた自分の作品のヒロインになってほしいと約束してくれて甘酸っぱい中学生活は過ぎて行った。

(青年編)
あれから数年が経ち、主人公は大学生になっていた。演技の楽しさは忘れられず劇団にも入って忙しい日々。
そんな中思い出すのはやはり、朔のこと。ずっと連絡を取らずにいたけれど今注目の監督だと有名になっている事は知っていた。
そんな時なんと朔から荷物が届く。今度の映画の試写会の招待状が入っていて、主人公はそこへ行くことにするとそこには大人びた朔がおり、ついに二人は再会を果たした。
久しぶりに会った二人だったがどちらもずっと会いたかったのは変わらず、すぐに打ち解けることになり、それからちょくちょく二人で会うようになった。穏やかな二人はいつもいい時間を過ごすことができ、朔も日頃の疲れを癒されていた。
しかしそんな時、朔の製作事務所にて問題が起きる。朔は自分の作りたいものを作ることに必死で、万人向けの映画を作ることを嫌悪していたが、それでは結局総員数が偏ってしまうのだ。それを焦る父親がなんと、金の力を使って朔の映画の評価を上げ、根回ししていることを知ってしまう。ショックを受けた朔は引きこもり、映画を作れなくなってしまった。
主人公はそんな朔を励ますために足繁く彼のマンションに訪れ励ますが自信を失っている彼は中々動くことが出来ずにいて、このままでは大好きな映画を嫌いになってしまうと思った主人公はバイトをしようと提案した。
それは保育助手というバイト。無理矢理朔を連れ出した主人公は二人で幼稚園のバイトへと行く。驚く朔だったが、元から子供が好きだったため、純粋な子供たちと触れ合うと自然と笑顔になった。
バイトを数日続け朔の気持ちも落ち着いた時、園長から子供たちの誕生日会に何か催しをやってほしいと頼まれ二人はショートフィルムを作ることにした。それは子供たちが喜ぶような魔法を使ったりする映画だったが、朔は一生懸命作った。そして出来上がったものを子供たちに見せた時、子供たちの喜ぶ姿に、やっぱり映画が好きだと確信させられた。
その後バイトは終わったが、ついに朔はまた監督に戻ると言ってくれ、これからも自分を支えてほしいと主人公に告白してくれる。もちろんと微笑む主人公と共にまた、監督への道がスタートした。
その後二人は一緒に暮らすようになり、朝が弱い朔を毎日起こす日々。次の映画もいい感じに出来上がり、朔の未来は明るいようだった。そして眠気を冷まそうとタオルを押し当ててくれる主人公にキスをし、次の映画は恋愛映画にしたいから相談に乗ってほしいと微笑んだ。