留守電に母から、電話すれ違ってごめん明日は夜勤だから昼間居るよ、て残ってた。
電話に気づかなくて出れないことがよくあって、私はしないけど 母は大抵留守電を残す。
また明日かけ直せばいいやって思っていつも聞かずに消してしまうけど、今日は珍しく聞いてみた。
「これ、消してしまっていいのかな。」
家族は健在である(たぶん)。だから気を病むことはないはずなのだけど、もし母が死んでもこの声は残るのだなとなんとなく思いが過って、少しぞっとしてしまった。
また私の脆いところがじくじくしてるのかもしれないだけだけで、歯が抜ける夢見たからとか、身内が大きな手術したばかりだからとか、今年は誰が居なくなるの?ともしものことなのに ずっとそのことを考えている。

再生した今日の留守電は、いつもの癖で消した。