モバゲーに投下した孫ガラ
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「孫!わらわに教えよ!あれはなんなのだ?」
成り行きとは言え、正体不明の少女と行動をともにしている孫市は常にこの少女をどうやって帰そうかと考えていた。
少女の名は「ガラシャ」
それ以外は教えてはくれなかった。
しかし、周りにあるもの全てが珍しいらしく、良い家の箱入り娘と孫市は見た。
「孫!!聞いておるのか?!あれはなんなのだ?!」
「あ〜聞いてるって………っておぃ………」
「どうしたのだ?」
ガラシャが指を指していたものは所謂、商売女の場所……遊郭と言われている場所だ。
ちなみに孫市はこういう場所には何度もお世話になっている。
「先ほどから男子ばかりが入っておる、何故じゃ?おなごは入らないのか?」
「…………お嬢ちゃんにはまだ早いから知らなくていいんだぜ……」
さすがの孫市も純粋純白なガラシャを目の前に此処はお金を払って女の人とこれこれこうな事をするんですよ。とは言えなかった。
しかしガラシャは気に入らないのか頬を膨らませた。
「わらわを子供扱いするでない!!はよう教えるのだ孫!!」
こうなったガラシャはいくら女たらしの孫市でも手のつけようがない。
きっと上手く逃げようと話を変えてもしつこく聞いてくるだろう。
短いガラシャとの付き合いで孫市はそれを学んでいた。
(俺らしくねぇ!!こうなったら本当のこと話ばいい!!ガラシャは守備範囲だが、可愛い!!いっそのこと食べちまえばいい!!)
チラリとガラシャを覗けば触ったら折れてしまいそうな腕に細い足、華奢な体、そしてまだ少女の顔をしている愛らしい顔。
今まで近くにいすぎてわからなかったがガラシャは非常に可愛らしくそして綺麗だった。
そんなガラシャに孫市は唾を飲んでいた。
「あっあそこはな、綺麗なお姉様と×××や×××とか××××××なことをする場所だぜ?」
孫市は禁止用語を大量に使い疲れはてたのか、汗を垂らしていた。
さすがにここまで言えば諦めるだろうと思ったが…………
「孫〜×××や×××とか×××××××とはいったなんなのだ?わらわに教えよ!!」
「もうやだ………この子のお父様どこ?」
そのころの光秀
「たまこ〜何処にいるのですかあああ!!父上は心配で…………!!!」
「……………光秀様………(´д`;)」←蘭丸
end?