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28冊目:『トーキョー・プリズン』

No.2010-028
【タイトル】トーキョー・プリズン
【著者】柳 広司
【読始】2010.04.19
【読了】2010.04.25

第2次大戦時、捕虜に対する虐待を罪に問われたいわゆるB,C級戦犯が収容されたスガモ・プリズンで起こった不可解な殺人事件の真相と、言われなき戦犯に問われた一人の日本人にまつわるお話。

この小説の本筋は、戦争に翻弄された人々の悲しい人間模様(戦犯の婚約者のお兄さんが、実は彼を戦犯に貶め、死刑に追いやったということと、その後そのお兄さんも精神をやみ自殺をしてしまうという悲しい結末)と、戦後の混乱期にしぶとく生きる庶民の姿を描いたものです。

それはそれとして、ここから大きく外れて。。。

東京裁判はとかく不公平なジャッジであると言われて久しいですが、そもそも戦争の責任が誰にあるのかを明確にできない日本という国の不思議さや、つらく苦しい問題を見ないふりをして、物事の本質から目を背けて先送りしてしまう体質は、60年たってもなーんも変わっていなんだなって、今の普天間問題や高速道路問題を見ていて思います。

この国には、およそ国民を第一に考えて行われている政策が見当たりません。あーでも、タバコの値上げは賛成(喫煙者の皆様、ご愁傷様です)。

落語@京都

昨年12月に初めて生で見た落語にまさかの涙を流し、落語の面白さを再認識しました。

その立川談春の京都公演。4ヶ月ぶり。

涙の準備はできてましたが、残念ながら今回は泣かせる人情噺というよりは、小さな笑いが続くドタバタ噺って感じでした。ちょいと肩透かし。

でも、この人うまいわ。火消しのお頭、酔っ払い、大店の女将、何をやらせても思い浮かぶようで、江戸時代にタイムスリップした2時間でございました。しあわせしあわせ。

所感。

なんかプライベートが充実するとブログが疎かになる傾向が自分にはあるって、最近思います。

なんでだろう?

自分は、リアルな世界で「何か足りない」っていう部分を、ブログやネットの世界に求めてるのかなぁ?

ドラマ豊作。

今タームはドラマが豊作。

今見ているのは、火9「絶対零度」、水9「IRIS」、金12「警部補矢部謙三」、日8「龍馬伝」、日9「新参者」。週5本。

だんだん見なくなっていくのだろうけれど、ここのところあたりがなかったことを思うとかなりの豊作。でも刑事・警察モノが多いな。

特に良いのが「新参者」。

連続ドラマには珍しく、毎回一つの小さな事件を解決し、通しで大きな殺人事件を解決していくという、連作短編の作りになっているのがよい。原作が東野圭吾なので、しっかりとした作りやね。

通常この作りをすると、毎回の大物ゲストは大体一人となり、犯人がコイツ!っていうのがわかっちゃうけど、このドラマでは毎回ゲストが2人以上登場するので見ていて楽しい。

例えば第1回は市川悦子、香川照之、杏。昨日の2回目は寺島進と夏川結衣と、渋めの演技派が配役されてる。

そんでもって、やっぱり主役の阿部ちゃんが相変わらず良い。それ以外にも、泉谷しげる、黒木メイサ、溝畑淳平など、まぁ豪華なキャクティング。不景気とはいえ、さすがに4月ドラマは気合入ってるね。

これからの展開と毎回登場するゲストが楽しみです。

ブリchan*

先日、知り合いの女の子が、最近会社や世の中に対する不満ばかりが先について出てしまっていけないので、毎晩寝る前に、今日のうれしかったこと、よかったことを、どんなに些細なことでもいいから3つ必ず思い出してから寝るようにしている、というのを聞いて、習ってみることにしました。

今日のよかったこと。その1。

たまにしか動かないブリchanに遭遇。(梅田にて。ローカルでスイマセン。)



その2。

仕事でお世話になって、この春に定年退職した方が、突然会社を訪れてくれた。

その3。

夕食が美味しかった。



これまで当たり前だと思っていた小さなことを幸せに思わないとね。
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