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花火

昨日は琵琶湖の花火大会ということで、行ってまいりました。

競艇場が無料開放しているので、そこからの観覧。

湖面でスパークする半円花火はならではです。

毎年新しい花火が登場しますが、今年の驚きは、空中でスパークした後、かなり長いあいだ(10秒くらいでしょうか?)しばらく赤い光が残るやつ。みんな、「えぇ?なんで?」って感じで見てました。赤い光がミミズみたいだったので、綺麗なわけではないけれど、不思議でした。

54冊目:『東京島』

No.2010-054
【タイトル】 東京島
【著者】 桐野夏生
【読始】 2010.07.24
【読了】 2010.07.31
【評価】 ☆☆

知り合いから映画が面白そうだよという話を聞き、原作を読んでみた。

無人島に取り残された一人の女と彼女を取り巻く20数人の男のお話。

女は40代、男はみな20代。

それまで男にもてるということのなかった女は、たった一人という状況に置かれたなかでは男から求愛されるようになる。セックスの対象となりながらも、私は女王という意識を持ったりもする。

しかしよる年波には勝てず、彼女を求める男の波も時とともに小さくなり、その中で生まれてくる秩序は、たとえば男同士の恋愛だったり、残された無人島に新しい国を作ろうとする意識だったり、やっぱり何とかして島を脱出しようとするハングリーさだったりする。

無人島という設定と、そこで暮らす人たちの姿が、あまりに今の生活からはギャップがありすぎて感情移入がしにくい作品でした。

ただ、例えば20数人の男には日本人と中国人がいるのですが、日本人はサバイバル能力が低いのに対し、中国人はその能力に長けていて、女はサバイバル能力の高い中国人に惹かれるとか、本当に食べるものの困ったとき、人が本当に食べたいと思うのは、決して上品なものではなく、マックやケンタッキーのジャンクフードだったりするのは、なんとなく理解できる。

53冊目:『サラの鍵』

No.2010-053
【タイトル】 サラの鍵
【著者】 タチアナ・ド・ロネ
【読始】 2010.07.18
【読了】 2010.07.24
【評価】 ☆☆☆

第2次大戦中、ナチス・ドイツがユダヤ人を迫害し、アウシュビッツなどの強制収容所に送り込まれ、ただただガス室で殺されていったのは、有名な話。

当時ドイツ支配下に置かれたフランスでも同じ悲劇がありました。しかも、ユダヤ人を検挙したのが当時のフランス警察。すなわち、ドイツ人がユダヤ人を取り締まったのではなく、フランス人がフランス国籍を持つユダヤ人をアウシュビッツに送り死に至らしめたのです。

パリに住むユダヤ人の女の子・サラ。ある朝、突然フランス警察が来て、サラの一家を検挙しようとします。すぐに家に戻れると思ったサラは、弟が見つからないように屋根裏部屋に隠し、鍵を閉めて両親とともに検挙されます。それが、帰り道のない旅となることを知らず。

アウシュビッツに送られる直前、なんとか弟を助けださなさいとと思い、必死の思いで脱走。なんとかパリに戻ったサラは、自分の家に帰り着きますが、すでに2週間以上経った倉庫には見るも無残となった弟の姿が。。。

お話は、現代でその悲劇を追ううちにサラに辿り着く女性ジャーナリストの話と平行で進みますが、そこは省略~。

サラと彼女の弟の悲劇を読み、感想を書いている今思うのは、先日大阪で起きた、母親が2人の子供の育児を放棄して、二人が狭い部屋で死んでしまったという事件です。

本編で、サラのその後が明るみになりますが、サラは結局最期まで、弟を閉じ込めてしまったことを悔い、弟の死を背負い生きていくことになります。

この母親がどんな気持ちで子供たちを捨てたのか、そして、彼女はこれからどんな思いで生きていくのでしょうか?逃げずにきちんと背負っていってほしいと思います。それが唯一の罪滅ぼしなのだと思います。

重くなっちゃいましたね。

お笑いDVD。

TSUTAYAで旧作2本無料キャンペーン。

ほんとうは「ホタルノヒカリ」のファーストシリーズを借りたかったのですが、レンタル中のため、

◆ゴッドタン マジ歌選手権

◆アメトーク 第3巻

を借りました。 

マジ歌選手権は、芸人達が笑い抜きに真面目に自作の歌を歌うという企画です。

本放送を見逃していたので、はじめてみたけれど、かーなーり笑える。

特に日村と劇団ひとりがおススメです。

アメトーク第3巻は、初期の名作「江頭2:50ひとりゲスト」と、芸人シリーズの名作「餃子の王将芸人」「中学のときイケてないグループに属していた芸人」。

えがちゃんのテンパリっぷりに、劇ウケ。

うだるような激暑をひと時忘れさせてくれます。

52冊目:『変な給食』

No.2010-052
【タイトル】 変な給食
【著者】 幕内秀夫
【読始】 2010.07.18
【読了】 2010.07.18
【評価】 ☆☆☆

小学生の頃に食べた給食の話をすれば、相手の年代がなんとなくわかるし、同年代なら盛り上がる。

例えば、僕らの世代前後なら、鯨の竜田揚げが出たかどうか。僕が小学校までは出ていたようですが、4,5年下の年代はもうなかったようです。

そんな給食の今を写真つきで取り上げた本ですが、タイトル通り「こんな給食あり!?」っていうのが目白押し。

特に多いのが、菓子パンやアメリカンドッグが主食で入っているやつ。あとはそのパンとうどんやラーメンなどの麺類がセットになっているやつ。

そりゃ子供も太るよ。せいぜい僕らが子供の頃の給食のパンで甘いのは、きな粉パンくらいだったものなぁ。(それもどうかと思うが)

例えば、



とか、



とか、



なんか。(勝手に掲載しちゃまずいかな?)

で結局作者が言いたいのは、米を食べましょうってことのようで。それでも僕らが小学生の頃の給食でご飯が出ていたのが確か週に1,2回で、今は全国平均でも週3回はご飯だそうですから、昔よりは良くなっているんだよ。

給食でパンを食べるようになったのは、戦後日本を支配したアメリカの小麦を日本に輸入させるためとか、日本人の体力を低下させるためだとか言われています。

確かにこのおかずでパンと牛乳?っている取り合わせは異様に多かったと思う。こぼした牛乳をふいたばかりに異様にくさくなった雑巾が必ずクラスに1枚はあったしなぁ。

要は、米は食っても太らないってことなんだそうだ。(ほんとか?)
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