日本でいう丑の日の鰻と同様、韓国に伏日(ポンナル)という文化がある
夏バテ・疲労回復・滋養強壮に食されるのが、日本でも馴染み深くなった参鶏湯
鶏肉のビタミン群に高麗人参などの漢方類などを含んだ薬膳料理として老若男女人気がある
しかしながら近年、伏日に食されてきた韓国の食文化に溝ができてきている
それは犬食文化
50代以上の人は長年続いてきた食文化の認識が高いが、20代・30代の若者にはペットとして馴染み深いものであり、食文化の認識がないのが殆ど。犬食を口にしたことがない人が大半
これは日本でいう鯨肉と同じ
学校給食で鯨肉を食べたことがある世代と、そうでない世代のズレが、韓国では犬肉なのだ
捕鯨禁止を謳うところは多く、日本ではそれが理由に鯨肉を食べる機会は激減していった
韓国でもペットとしての需要が高まったことで犬食文化が減り、批判も出ているという
犬食文化は日本でも馴染みがないし、それだけ聞けば敬遠するだろう
しかし、日本でもペットとして需要が高いウサギは、西洋では肉屋に普通に陳列されている
極限られた地域だが、イルカを食べるところもある。食用としてでなく、漁場を荒らす害獣として駆除されたものが対象
またジビエ人気でカンガルーの肉なども日本で見かけるようになった
牛・豚・鳥など家畜としての認識が高い動物の肉、犬や猫などペットとしての認識が高い動物の肉
国や地域によって違いがあれど、機会がなければ批判になったり軽蔑されたり……
そもそも日本だって獣肉文化はそんなに馴染み深いわけじゃないし
猪・鹿・馬・羊、口にしたことない人も大勢いる
世代で廃れてしまうかもしれない食文化
もしかしたら近い将来、犬肉を食べる機会が完全に無くなるかもしれない
…………日本で某時期にケン○ッキーでなく七面鳥を食べるようになったら、それは新しい食文化と呼べるのかな?