鈴蘭ホワイトエメラルドグリーン

青玉チーム
◆

夕陽「……」

ユリノ「こんな所にいたー隣、座って良いかしら？」

夕「……(頷き」

ユ「荒野と喧嘩はいつもの事だけど、夕陽も突っ掛かったのは珍しいわねーびっくりしちゃった……ねえ」

夕「……」

ユ「景都の指示を無視して違う技使ったのはどうして？」

夕「……あの局面ではああするべきだと、判断した」

ユ「そして勝ったわ、景都は何も言わなかった……でも、落ち込んでたのは知ってた？

だから荒野は」

夕「あいつは怒った。分かっている……でも俺は……」

ユ「間違ってない？」

夕「……」

ユ「夕陽が景都の事をどの位大切に想っているか、皆知ってる。景都だってそう、一番傍で守ってくれるパートナーだから……だから尚更、信じてもらえない事がどれだけ辛いか」

夕「！……そんな事」

ユ「ねえ夕陽、景都は強い子よ

のんびりしてて危なかっしい所もある……私も人の事は言えないけど！

でも、夕陽が思っているよりも自分できちんと考えて、決断して行動しているわ」

夕「………」

ユ「あなたは私達の中で一番景都と一緒にいて、あの子を一番理解していると思うの

もっと、景都の事を信じて良いんじゃないかしら」

夕「(俺が景都を、信じていない？そんな事ない、俺は……)」

「＿_夕陽！」