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‥倦怠感、愛の果て貴方のナカ

 
暗い、暗い、
浅黒い。



あいつの腕から
貴様を奪いたい

無理難題、だなんて
まだ言わせやしないさ
(確定したものなど)

──ないのだから


お前は未来を
見透かせるのかい??
僕には到底、




細く、脆い腕
暖かな日だまりの様に
生温く 其はいつか

僕が

血溜まりに変えて魅せませう




力ずくで、
誰にも耳は貸さない

今この身体は
貴様だけの身体
毛髪一本、一本から
足の先まで



朽ちようとも
貴様を愛し続けましょう




深い、深い、
血の海に



僕の愛錠を
貴様を繋ぎ止めて、
居たい

犯罪者、だなんて
勝手に抜かしていればいい
(それは、痛いほどに)

──報復があるの


貴様に未来を
僕の未来を授けます
こんな下僕には、

それしか
ないのですから



白く、白く赤い腕
月から滴る赤い雫
生温く 其をいつか

貴様に

飲み下して頂きたく候う




柔らかな棘の、甘いドレスを

身体に纏わせて
金糸の様な髪に
どうか、どうか、
口付けを贈らせて



気に入らなければ
赤いヒールで
貶して、踏みにじれ











それすらも
出来ない。


優しい貴方だから





皆、好きなの

だとか
欲のない事を紡ぎ
僕を不安にさせる





愛してしまった罪を
洗い流せるのは

貴方の 生命か、

僕の 忠誠 か




 
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