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速ければ早いだけ息切れして

 
泣きたいほどに
愛しくて

吐きそうになるくらい
触れたい



聴いて、聴いて
叫んでいるから
呼んで、呼んで
待っているから




全部引き摺って
転んで、
前が見えなくなってく




暗幕で目隠しをして
独りだけの鑑賞会


リピートされる
目の前、過去の惨劇
許して。と懇願する
矛盾した自画像



何もかも忘れて、沈んで
愛してしまえればいいのに。



完成しない自画像に
白を塗りたくって
やり直ししてしまいたい、




発作の特効薬は
他でもなく

捕獲された蝶を
すり潰して、嚥下したら
この熱は冷めますか






死にたいほどに
恋しくて

逃げそうになるくらい
心地いい



裂いて、裂いて
愛してるから
待って、待って
置き去りにして。




全部引き千切って
寝転んで、
空に吸い込まれる錯覚




指先で弄んで
独りだけと演奏会


巻き戻される
記憶、現実の悲劇
死んで。と呟く
球体関節人形



何もかもが消えて、
殺してしまえればいいのに。



上手く動けない人形に
八つ当たりをしても
僕は治らないのですか






特効薬の副作用は
眩暈と言い訳

捕獲した貴女を
暖めて、抱き締めたら









この苦痛から
解放されるのか
 
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Tears story

 

 湿った日曜日
 商店街、消えかけの光
 一定のエンジン音
 西陽に照された僕と道

 座り込んだ交差点
 光を遮る電信柱
 踞る僕を、そっと

 通りすがる赤いランドセルが
 頭を撫でてくれた


 ねえ、ぼくはだれ


 問い掛けた、自問自答
 笑い 揺れる ツインテール
 撫でた小さな手から
 溢れ出た優しさ



 渇く木曜日
 公園、消えた蛍光灯
 踵を鳴らして、走る音
 優しい光と反対の僕ら

 寝転んで見上げる空
 きらきら、光る星が
 、少し疎ましくて

 掻き分ける音 星が見えた
 そっと伸ばされた手


 ねえ、きみはだれ


 問い掛けた、届かない声
 睨む 揺れた 星色の瞳
 抱き締められた腕から
 溢れ出た寂しさ

 懐かしい気がして
 愛しい気がした。


 そっと、頬を舐めれば
 涙の味がした


 君が僕でした
 僕が君でした。
 
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宝石と見間違えたあなたのそれは

 

 うみより蒼くて
 そらより深くて
 ぼくを突き落とす


 きらきら、効果音
 耳障り 閉じる耳朶
 甘噛みした唇を
 舐めとる赤がいとおしい


 なみだをみつけたんだ
 幸せのはずなぼくらに
 なみだをさがしたから
 見なくてよかった、とか

 言わないでおくれよ


 恋しちゃうからさ。



 にじいろのはーとに
 にじいろのなみだが
 落っこちて光った

 綺麗な綺麗な
 冷たい宝石みたいで
 ぼくらはとても冷えた




 そらより蒼くて
 うみより深くて
 ぼくを閉じ込める


 きらきら、目眩
 目障り 閉じる目蓋
 落とした口付けに
 重ねたぴんく色


 こころをみつけたんだ
 幸せだったぼくらに
 きもちをさがしたから
 はなれちゃうのかな

 言ってておくれよ


 戒めてはなさないで
 ぼくらをしばっていて
 にじいろのなみだで
 にじいろのはんかちを
 ぬぐいとれば



 なにも分からなく
 なるから。
 きらきら、していた、
 それだけだから



 
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迷宮に溶け込んだ僕を


置いていかれた?
独りぼっち、時の迷子

涙の雨のなか、ぐずついた顔
重い心に負荷がかかる
いくら歩いても後ろ向きで

手を差し伸べた人には
手を弾き飛ばされた

片腕一歩と心の端っこが星になっちゃって
僕はそれを見つけられない
僕の一部は僕じゃないから


蒼い色の瞳に
赤い目薬を点してあげて
僕と手を繋いであげて



待ちぼうけ?
二人ぼっち、光の迷子

虹の雨のなか、笑顔のない顔
重い心に傷が増える
いくら手当てしても間に合わないね

手を差し伸べられた時には
手を弾き飛ばして

身体いっこと心の全部が海になっちゃって
僕はそれが解らなくなった
僕の一部は君じゃないから


赤い瞳に
青い目薬を点してあげて
君と手を繋いであげて


独りじゃないよ、一人なだけだよ、だいじょうぶ




虹のかかる青い空のした
蒼と赤の瞳に映る、光と時の音楽が、僕らの心
 

利己的主義者と交差点の噺

 
世の中、交差点
幾何学模様で御座います
緋で縁取られ
病的発動召しませ

くら くらら くら

視界の端で跳び跳ねた
赤い肉片、僕の好きだった青い義眼
握り締めてたのは
美しく靡く赤いBlonde


あぁ、此がこんなにも
僕の目に届くなんて!
毒づく暇もなく、
第二波もいらっしゃいますでせう

もうあなたで窒息死して終えたら
晒幸なのに


燻る視界、妬ける薫り
否合法的大量殺人ゲィム
黒で朽ち果てた
発狂愛狂心狂

くる くるくる くる

脚が踵を弾ませる
真白の骨、僕が好きだった赤い唇
粉々に崩れた
砂時計に詰め込もうか


あぁ、此がこんなにも
僕の心に響くなんて!
毒づく暇もなく、
幾らでもいらっしゃいますでせう

もうみんなで死して終えたら
晒幸なのに


さよなら、
サよーなら
犯した罪なんてしらばっくれればいいじゃないか
みんな犯罪者なんだから
 
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