晴れやかな青空の日、
孤独の裏側にナイフを仕込んだ。
明日、刺す。
明日、刺すんだ。
光を塗りつぶす作業に熱心な、
見た目はどこにでもいそうな学生。
自分のこと、そう言ってみるよ。
分かってる。
分かってるんだ。
明日、孤独と闇が共存出来るって事。
何だか退屈な授業も、
持て余したシャーペンの先で指先刺して、
血の匂い嗅げば優雅になれるよね。
自分のこと、傷付けたりするよ。
笑ってる。
笑ってるんだ。
明日、世界は赤色に輝いて綺麗な事。
僕らは真面目な優等生。
誰が見ても真面目な優等生。
親も教師も安心の塊で出来た椅子に座る。
僕は真面目な優等生。
誰にも好かれる優等生。
親も教師ももう撃ち殺したぜ。
後は僕だけ。
独りぼっちは僕だけ。