「………おい」


「……………」


「おい」


「……………」









「おいコラ」


げしっ


「いだっ!なにすんですか!」

「無視するな阿呆。聞こえてるのは分かってるんだ」

「だってボクは今気持ちよくお昼寝してるんです!そっとしておいて下さい!」

「何が昼寝だ、何時だ今は。寝るなら風呂入ってさっさと寝ろ」

「そっとしておいて下さいねむいー」

「こら」

「そっとしておいて下さいねむいー」

「うるさい黙れ起きろ」

「ああんいけずー」

「キモい」







ぺしん、再び頭をはたかれて、ボクは仕方なくソファーからおきあがる。

じとりとした視線を向けてみるけどさらりと無視。

はーあとため息をついて立ち上がって、
ワタルが放り投げてきたバスタオルを受け取った。

まだもうちょっとだらだらとしていたかったけど、
とうとうワタルがボクをおいてお風呂場の方に向かってしまったのでぶつぶつ言いながらボクも彼の後を追う。







「やっと起きたか」

「起きてない」






むっすりしながら口でぶくぶくと泡をたてていると、行儀が悪いと正面のワタルからデコピンをくらってしまった。

うちの浴槽はそんなに広くない。
二人で入るとどうしても距離が近くなる。至近距離からのデコピンはなかなか効いて、ボクはぶくぶくをやめて上目遣いでワタルを睨み付けた。いたい。







「………………」

「……いたい」

「……………」

「いたい……」

「…………はあ」







ワタルはため息をついてからちらりとこちらをみた。
ざばりと湯船から出た彼は、それから静かにボクを手招きする。






「……なんですか」

「洗ってやる。ほら。」

「ぜんぶ?」

「あたまだけな」

「ぜんぶがいいですー」

「めんどい断る。早くこい」

「ううー」

「もたれるな!洗えんだろうが!」

「ねむいー」

「くっつくなうざい」

「さっきから何気にひどいですよね」

「気のせいだほらいくぞざばーん」

「ぎゃー!!」

「なんて色気のない悲鳴だお前……」

「げほっ、な、なんて棒読みなざばーんなんですか!」

「そこか」

「わああんひどいいきなりお湯かけっ、………げほげほげほっ!!」

「黙らないと溺れるぞイエロー」

「ちょ、どえす!このどえs……っげほ!」

「ほらほら次いくぞ」

「やあ!そんなにらんぼうにしないでえっ」

「なんだそれは」

「色気がないと言われて考え出した最高の色気です」

「60点(ざばーん)」

「ぎゃ!(意外に高得点だった!)」













チュチュ『…………まだお風呂から出てこないのあの二人』

ハクリュー『ふやけてしまえばいいのに』









なんだこの茶番\(^o^)/

なんちゃんからのバトン罰ゲームワタイエです!

久々すぎてなんかおかしい\(^o^)/