「ハリエット、結婚してくれ」
「ついに頭が沸いたか。貴様も私も女だ」
「安心してくれ。心はおっさんだ!」
「何が大丈夫かこの私が納得するよう、かつわかりやすく簡潔に言ってみろ。さもなくば叩き斬る」
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姉さんの四コマのやつ見て派生した
多分言いくるめても叩き斬られる
2012-4-28 23:46
「お前らは…恋人、とかじゃないよな?」
意を決して口にした問いかけを聞いた瞬間、二人はほぼ同時にグレンを見た。片方は怪訝そうに、もう片方は呆けた顔をして。
「…恋人?俺らが?」
「はー、考えたことなかったっす」
痛々しい沈黙をレイが破り、再び彼の診察を始めたリタが間延びした声で言う。
「ていうか、レイはアンジェリーナ殿下の婚約者だし」
「…俺が、じゃねぇよ。カルマが、だ」
「まあ…そうだよな、うん」
そう、彼は偉大なるカルマ。その婚約者には国の王女。
何を不安に思うことがあるのか。
「…だが、リタが一方的に好意を抱いたり、逆があったり、実は二人は相思相愛で、とか」
「「……………」」
再び二人がこちらを見ている。
つい言い過ぎてしまったことに気がついてももう遅い。
「…お前、まさか」
「さて、戻る」
「え?え…?」
レイの目が鋭くなり、バレたかとあわてて部屋を出た。
幸い本人は全くわかっていないようだったのでよしとする。
「………なにやってんだかな」
そう思いながらも、心配要素が一つ消えて気持ちが楽になった。
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中途半端だけどレイ、リタ、グレンのはなし。
まだグレン→リタだったころ。
なにげに一番のライバルはレイだと思っていたグレンかわゆす。
レイ→リタやレイ←リタ、レイ⇔リタは有り得ません。
二人は恋愛感情以上に固い絆と依存がありますゆえ…
2012-4-24 23:31
「変な顔ね」
人の顔を見るなり、あいつはそう言った。
かっこいいともてはやされていた俺には理解しがたい言葉だった。
「自分らしくしたらどうなの?」
自分らしくとは何だ。
クールで一匹狼、近寄りがたいオーラを持つ元犯罪者。
それが俺なのに。
「一匹狼程、群を恋しく思ってる人はいないと思うわ」
相手が言う狼は動物じゃない。
俺だ。
何も話していないのに、心が、ざわつく。
「ミュリエル・ラミー。よろしく、狼さん」
「…ラルフ・イングリスだ」
きっとこの時から、俺は。
2012-4-21 23:14
「好き、というのは…」
「うん?」
「あらゆる生物が異性に対し繁殖目的で抱く好意のこと?」
「……飛躍してるが、まあ、それだな」
「…貴方が、私に?」
「……何度も言わせるな、さすがに恥ずかしいんだ」
「………有り得ない」
「…は?」
「そんなこと…現実的に考えて有り得ない…」
「あのな、お前俺の話聞いて」
「貴方みたいな人が!…なんで」
「俺じゃダメなのか」
「そうじゃない!どうして…、っ…貴方みたいな人が…人殺しの私なんか…」
「リタ」
「……、」
「そういうの全部ひっくるめて、お前が好きなんだ」
「……………」
「…ま、お前からそういう言葉が返ってくるのはわかってたし」
「…じゃあ、なんで…」
「脈がないわけじゃないと思ったから」
「…っ」
「ってのは半分嘘だ。お前、言わないと気づいてくれなそうだからな?」
「…半分、って」
「今のお前の反応見てそう思った」
「…!」
「少しずつでいいから、その…考えてくれたら嬉しい」
「……でも、」
「きっとお前は、俺と違う物を見て、違うことを感じる。俺はお前と違う物を見て、違うことを感じるだろうから、きっと楽しいぞ」
「!」
「じゃあな」
グレン×リタ 告白は多分こんな感じ?
2012-4-21 22:35