スイマセン、前回にしたキャラクタ紹介なんですけど、間違えて今回出てくるキャラまで紹介していました;;
カプリーノ君ですスイマセン。
ということで追記よりー⇒
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スイマセン、前回にしたキャラクタ紹介なんですけど、間違えて今回出てくるキャラまで紹介していました;;
第九章 「大会議」
────ミカエル城 来賓室
真ん中にあるガラスのテーブル、囲むように配置してある長椅子に三人が並んで座っている。
一人は部屋をぐるぐると見回し、また一人は自らがぐるぐると回っていた。
トントントントンと指で机をたたいている音も聞こえる。
その貧乏ゆすりとは違うトントンが部屋に響いた。
「失礼しますわ。」の声と同時に、扉からアプリーレが入ってくる。
少女は椅子には座らずに話し始めた。
「皆様にはわたしが戦わない理由を説明いたしましたわね。」
こほん、と一つ咳払いをする。
「お話がありますので、会議室までお願いしますわ。」
────ミカエル城 会議室
「よく来てくれました。」と一番奥の椅子に座っているミカエルに出迎えられる。
縦長く六角形型の机を中心に、数人の天使が座っていて、手前に両側とも空席が三つあった。
遠くからガブリエルの「お好きな席にどうぞ」という声が聞こえてくる。
四人はたがいに目を合わせると、適当に場所を選んだ。
座ってからヴィータが周りを見渡してみる。
前にはアリシア、ミカエルの方向を向いて話が始まるのを今か今かと待っている。
右隣りは、来たばかりなのにもう退屈そうなラッド。
左隣りにいるのは、さっきほど部屋まで案内してもらった天使リクス。
その前にいるのは───……‥‥
彼の目線の先にいた橙色の髪の変わった帽子をつけた天使が、自分の斜め前の空席を差し、「あいつはどうした?」そう隣にいたクレパカットの少女に聞く。
少女は一旦彼を睨みつけてから、ニコっと笑った。
「あの子は今日は欠席ですわ。うふふw残念でしたわね、『カプリーノ』」
奥から咳払いが聞こえた。‥‥‥話が始まる合図だ。
「では、改めましたウラノス星へお越し下さってありがとうございます。」
「あなた方をお呼びしたのは、クリスタルの事についてでした。アプリーレから大体の話は伝わってると思います。」
ミカエルはアプリーレの方を向いて、どうですか?と確認する。
それにアプリーレは、満面の笑みで頷いた。
「ありがとうございます」と彼はにこりとすると、急に真剣な顔になる。
「それなのですが、最近悪魔族の動きが活発化しているのです。
わたしたち天使族は、悪魔族先代の王女の時より不可侵条約を結んでおり、たがいに干渉することはありませんでした。」
一旦言葉を切ると、また話しだす。
「しかし、先の程に単体ですが悪魔の襲撃がありましたね。それによってついに条約は破られました。
本来なら条約の再確認と責任の追及に、彼女のもとへ行かなければいけないのですが、デビル星王女は今、デビル星にいないのです。」
王女が自分の星にいない、それはつまり王女としての任務を放棄しているということ。
「その上、その王女はハラート星にいるとのこと。彼女はとても強い、あなた方だけでは到底勝てません。」
彼がまたアプリーレの方を向く。
「本当は私が行きたいところですが、この星の事もあるので、それはできません。
ですから代わりに、アプリーレにお願いしたいです。」
そう威厳をもって言う。
対するアプリーレは、一瞬、はぁ?とでも言いたげな表情をしたような気もするが、「はいっ^^」とにこにこ笑って見せた。
向こうで「オレは嫌だ!!」と叫んでいるヴィータを、周りの人が必死に諫めている。
それでは、とミカエルが席を立つ。
「ウラノス星に散らばっているクリスタルは、それぞれの町に保管してあります。
それは、時期が来たらお渡ししますので、今はハラート星のクリスタルを集めてください。」
そういうと、彼は会議室を出て行った。
それに数人の天使がついていく。
ふとラファエルから声がかかった。
「あ、アプリーレ。いくら面倒臭いからといってワープ室以外から飛ぶのはやめましょうね。ここの人や物がほかの星に行くと困りますから。」
それでは頑張ってくださいね、というと、彼も部屋を出て行った。
「‥‥‥じゃあわたしたちも行きましょう。」
その声とともに一同はワープ室へと向かう。
性 別 | 女性 |