車の査定を一社でなく複数の業者にさせるというのは、高値で車を売却する秘訣といえます。


ただ、複数といっても何社位を指すのかというと10社頼んで成功した人もいれば2社で充分だったという人もいて、ケースバイケースです。


そもそも複数の会社に依頼する意味は、売却の指針となる相場をつかむことであると同時に、各社に競争させ買取価格の底上げを促すためのものです。


本来の目的さえ満たすものなら、複数というのは何十社でも数社でも問題ないのですが、査定額には有効期限があるので長期化は禁物です。


車買取業者を利用するときは、査定で気を遣うことはあるものの、金額が決まると、一括査定サイトなどに登録されている買取業者なら、売主側で必要な書類を揃えておけば、あとの手続きは業者のほうで済ませてくれます。


売主が用意するのは、実印と印鑑登録証明書、車検証、自賠責保険証と自動車税の納税証明書です。


姓や住所地が違うと戸籍謄本や住民票が必要になります。


それと、車のキーでスペアがあれば、これも業者に渡しましょう。


代金の支払い時ですが、最近は担当者に現金を持たせない会社も多いので、振込先の口座も用意しておけば万全です。


車の所有者にかかってくる自動車税は、毎年4月1日の時点でその車を所有している人に1年分が請求されます。


しかしながら、車を手放すときには、税金の残っている月数分に相当する金額が見積もりに上乗せされるようになっているので、勿体ないと感じることはありません。


但し、自動車税ではなく自動車重量税については、廃車にする場合を除くと戻ってくる制度があるわけではないのです。


還付制度はないとは言え、支払った税金の期間が残っている場合には査定に加算してくれる場合もあるかも知れません。


この点に関しては自動車買取会社と交渉することでプラス査定に持っていける可能性があります。


私が知る限りでは、実際の査定では、一番初めに走行距離を確認する業者が多いです。


車を査定する上で最も大切なことは走行距離だと言われています。


10万キロオーバーの車でも、問題なく売れるのかというと、車によっても異なりますが、はっきり言って、難しいです。


とはいえ、購入需要がある軽自動車ですとかプレミアがついているような車でしたら、高い査定額をつけてくれることもあります。


車の査定金額が下がる要因には幾つかあるのですが、最も大きな査定低下の要因は、その車が事故や故障で修理歴があるということです。


酷いケースではゼロ円査定に低い金額になってしまうケースもあるので注意が必要です。


でも、故障および事故で修理したことがあると絶対に「修理歴車」になるというものではなくて、その車の骨格部分にまでダメージが広がっていて、その損傷を修理したものが「修理歴車」です。