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「エデンの園から来た鳥」はこれだ!


極彩色で不思議な形の飾り羽をもっていたり、面白い求愛ダンスをしたりすることで知られる「極楽鳥」。ニューギニア地方とオーストラリア北東部の人里離れた奥地に生息する、フウチョウ科の鳥39種です。

そんな極楽鳥39種のなかから、今回紹介するのは「オオフウチョウ」。フウチョウ属という鮮やかな羽をもつグループに属している、極楽鳥を代表する鳥です。16世紀、マゼランの一行が世界一周航海の土産にこの鳥の標本を持ち帰って以来、「エデンの園から来た、エキゾチックな鳥」として、西洋の人々の想像力をかき立ててきましたニューバランス 996

なかでも有名なのは、ダーウィンと並んで進化論を提唱したイギリスの博物学者、アルフレッド?ラッセル?ウォレス。ウォレスは極楽鳥を追ってニューギニア地方のアルー諸島に渡り、オオフウチョウの雄たちが求愛ダンスをしに枝に集まった華々しい光景を、西洋人で初めて目撃したと言われています。

オオフウチョウの特徴は、何と言っても、雄の脇腹にある黄金色の飾り羽。レースのようにふわりと広がっています。極楽鳥の雄は雌に向かって求愛ダンスを行いますが、オオフウチョウは1羽だけでなく、集団で行うことも。枝先に何羽も集まり、頭を下にしてポーズを取ると、脇腹の黄金色の飾り羽がふわりと背中にかかり、ニューバランス 1400一度に花が開いたかのようです。

オタクが親になるということ


主人公の茶畑三十歳は、27歳で脱サラしてエロマンガ家になった。ベテランデザイナーである奥さんのおかげで、自分の収入は趣味に使いたい放題。オタク仲間と飲み会を開いては熱く語り合い、家でも原稿を書かずにフィギュアのオークションに熱中する毎日。オタク仲間からよく奥さん文句言わないねと言われるくらいだが、それに対しても「向こうだってそれを承知で結婚してンだ今更グダグダいわせん!!」と断言。マンガのためなら大概のことは許されると信じているようなヤツなのだ。

だから、はじめは奥さんから「赤ちゃんができました」と言われて出産費用の話などをされても「ガ○ダムのメモリアルボックスもうすぐ出るんだけど…………」と自分の趣味のことばかりしか考えていなかった。自分のマンガの師匠でもある矢吹十兵衛という女性に「めでたいなー」と言われても素直に喜べず「…めでたいんですかね――やっぱ」と人ごとみたいに答える。そのうえ、年末には会社を辞めると言っていた奥さんについてもニューバランス レディース「産まれるまで半年もあるのに早くありません?」と文句を言う。さらに「仕事したいから子どもはまだいいってずっと言ってたんスよ」「なのに子どもできた途端あっさり…仕事命じゃなかったのかよ」と愚痴りまくり。こんな状態で親になられたら、子どもの方が大変そうだ。

しかし、つわりで苦しむ奥さんの姿を見たり、引っ越すために部屋の片付けをしていて、奥さんのお気に入りだった天使の置物が1つしかないことに気づいて少しずつ変わっていく。「我慢…してる?」と聞いたとき、奥さんに「違うよ優先順位が変わっただけ」と言われて、手放そうとしなかったフィギュアや雑誌、マンガなども仲間内でオークションをやって売ったりするのだ。そして、夢中になってかき集めたものをガンガン始末したら、引っ越す頃には糸が切れたように物欲が減ってしまっていた。自分のためだけに仕事をしていたときはやろうともしなかった金勘定を必死にやり、出産や引越しの費用を捻出するために1週間も息抜き期間があった今までの仕事スケジュールを見直す。さらに、昔は奥さんの電話にも気づかないほど盛り上がっていた飲み会でも、自ら時間をチェックして「色々手伝わなきゃお先――」と言ってあっさり帰っていくのだ。

オタクだということは変わらないし、仲間との飲み会も変わらず継続しているけど、徐々に変化していく三十歳。そして、ここまで三十歳のやりたいことをやりたいようにやらせてきた奥さんもまた、母親になるために成長していく。たしかに、オタクにはこうして趣味を理解してくれる人が必要だが、同じように大人へと成長させてくれる存在やきっかけも必要なのだ。ニューバランス 574誰だって急には大人になれないからこそ、そのための準備期間がある。オタも非オタも関係なく、パパやママにはこうやって一緒に“なっていく”ものなのかもしれない。
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