Why so serious?

◆◆◆

コミックオタクのイギリス人のグレアム・ウィリーとクライヴ・ゴリングスは、コミコン・インターナショナルを訪れるためにキャンピングカーでアメリカ旅行をしていた。
二人がネバダ州のエリア51付近を通過したところ、宇宙人のポールと出会う。

◆◆◆


主人公が、まさかの冴えない中年オタク男二人（脚本もしてるSimon PeggとNick Frost）で、最初ちょっぴり不安でしたが（オイ）、ポールが出て来た辺りからもう笑いっぱなしでした。
ポールはホント、今まで色々観た宇宙人とは全然違って人間らしくて（外見はまあ宇宙人なのでアレですが）、中身はそこら辺に居る人間と大差ないと言うか。
勝手に人間が作り上げた宇宙人像にウンザリしていたりと、可愛いですポール。普通に友達になりたいです。

全編を通して、数々のSF映画のオマージュを取り入れていて、アメリカへの憧れとイギリス人らしい皮肉が全開の作品です。



とか



とか



とか、探すと色々なSF映画のネタが沢山散りばめられています。
SF映画好きの方には、堪らないんじゃないでしょうか？
私は、SF映画超大好き！マジ大好き！愛してる！って程ではありませんが、普通に大好き！って位の中途半端な私ですら、凄く楽しめました。

あ。余談ですが、私はポールが愛すべきプレデターの真似をしていたこのシーンとか、


かなりツボでした。超可愛過ぎる。

後、少しネタバレになりますが、あのSpielbergがカメオ出演してます。吃驚です。
実は、E.T.のネタをSpielbergに提供したのが、この人間臭い宇宙人、ポールだなんて…皆さん知ってました？
コレは、かなりのビッグニュースだと思うんですよ(`・ω・´)(笑)

そして、顔が明かされなかった黒幕の女性が、SF映画ではお馴染みのまさかのあの人です。そう言う所も凄い徹底してるなあ。
ラストとか、思わず噴き出してしまいました。

SF映画好きの方には堪らないだろうし、そうじゃない方も勿論楽しめる作品になっています=D
ただ、ぶっちゃけた話、私はポールが出て来るまではちょっと退屈でしたけどね。
ああもう、ポールと友達になりたい！