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懺悔。(鋼、エドワード)

闇に刻む

悪夢に似つかわしい惨状を

間の当たりにして

脳裏に襲い掛ったのは

狂乱と絶望でしかなかった



ぴちゃり。



静けさの箱庭で

木霊する、奇妙な音。



陰湿な箱の中

淀んだ、一対の瞳が

自身を狂わせた



罪と罰



その言葉が相応しく

まさに

己の悪事を

知らしめるかのような

禍々しい、現状を

瞬きする暇を与えさせずに

気味悪さを感じる術しか

思いつかない



ごとり。



暗幕が下りて

視界は暗闇で包まれ

堕ちた肉体と精神を

忌々しいと



冷たい地面に平伏して

繰り返し、嘆くばかり。
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