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理想の女性像


東郷青児の作品を観る機会に恵まれた。

目的は藤田嗣治だったのだけれど、一緒に並べられていた東郷の絵がやけに印象的だったので、ゆっくり眺めさせていただく事に。


東郷の描く女性は、眼光があり、それでいて柔和な雰囲気を醸している。
大きな眼なのにぱっちりと開いた眼ではなく、どことなくアンニュイに伏せがち。
眉は細い。指先も細く、しなやか。
印象としては、猫の様。

そうした女性像が、恐らく一般的に男性の理想とされるものを描いていたのでしょう、だから認知度が上がり数多くの作品が親しまれたのでしょう、と伺った。


藤田嗣治の絵は、猫以外はちょっぴりおっかないのだ。
妙にのっぺりした顔のこども。女性もまた然り。個人的にこちらはちょっと、理想の女性とは言い難いな。
猫はあんなに可愛く描けるのにな。





ぶっちゃけ東郷の女性は、新谷かおる・佐伯かよの夫妻の描く女性によく似ている。
まあ、お二方が東郷からインスパイアされたというところなのだろうけども。



彌生の始め

デルフィニウムの花びらが好き。
薄絹の様で、儚げで美しい。

手に入れたデルフィニウムは、奇しくも青。

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