プリンを半分こにするのと同じ
ひとつの夜を半分こにするの

つないだ指
汗ばむ
大人のからだの存在が
心の温度の邪魔をする

さわりたい、その先に
抱きしめる、その先に
あいしてる、その先に

あるものでしょ?

嘘でいいから
そうだよ、と言って
あなたがついていい嘘は
これだけ だから

不純物の混ざらない夜のために

プリンを食べるたびに
わかって ひとつの夜を想って

同じだから