聖戦
2010/7/1
Thu
22:26
7月に入ったな
年中組が暗い内容なので、同じ死者組のカミュが明るい話題をお茶の間の皆さんにお届けるとしよう。
何もない平凡な毎日が流れている。
アイオリアではないが、日々の訓練は怠っていないつもりだ。
執務や訓練がない時は主に読書に時間を費やす。当たり前のように訪ねてくる親友を、当たり前のように追い返す。
それの繰り返しだ。
昨日、アテナが聖域へ戻って来られた。
気を引き締め、教皇の間へ。
途中、双魚宮のアフロディーテと共に階段をのぼっていく。
扉を開けると、時間にきっちりとしたムウ、アルデバラン、サガ、老師、シュラが居た。
居ない黄金聖闘士達にはサガの強烈に痛いお仕置きが各宮へと放たれる。
屋根の損傷は酷いものだ………無傷なのはシャカのみ。(屋根は半壊状態だ)流石は神に最も近い男…侮れんな……。
遅れ組がブツブツ、プスプス髪の毛から煙りをあげて入って来る。
そんな不様な格好になってもアイオロス、貴方はどんな姿でも爽やかに笑うのですね………勉強になります。
アテナとの謁見も終了し、各々宮へと戻る階段途中……
聖域で見るのは珍しいものの気配を感じた。
アフロヘアーのミロが叫ぶ。”猫だ!!”っと。
同じくアフロヘアーのアイオリアが”むっ、オレは猫じゃないぞ!!ライオンだ!!!”
無視をしよう。
猫は素早い動きで我々の前を横切ろうとしていた。その時………
Σバッサバサバサッ!!!
……………
何処で捕まえてきたのだろう。
猫は鳩をくわえて走っていったのだ。
我々はただその光景を無言で見守ることにした。
猫の姿は直ぐに見えなくなった。
ただ、鳩から出されてるであろう、慌ただしい羽音だけはしばらく聞こえてきていた。
今でもまだ近くに居るのか……幻聴が聞こえる。
………
今日も世界は平和だ。
明日は久しぶり、氷河に会いに行くとしよう。
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