2009年1月31日 14:47
六は23題《9.可も無く不可も無く》<六年> (キサキ)

こちらのサイト様から素敵なお題をお借りしました。

登場キャラ:六年総出。

阿呆なギャグ話。今回は会話文形式です。
伊作が自重してません。

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9.可も無く不可も無く



Q.突然ですが質問です。
もしこれからこちらが指定する人物と貴方が同室になるとしたら、貴方はそれを受け入れますか?


留「えーと、ではまず小平太」
仙「不可」
文「不可だな」
伊「……ごめん、不可」
小「ちょっ!みんな酷くないか?私の何が駄目だっていうんだ!」
伊「だって寝相悪そうだし…」
仙「右に同じ」
文「寝言も煩そうだしな」
仙「左に同じ」
小「えー、じゃぁ留ちゃんは?」
留「うちの子たちも相当寝相悪いから、まぁ耐えろと言われれば耐えられなくもないが…」
文「うちの子とか言うな」
仙「別に耐える必要はないだろう。善人ぶらないで素直に不可と言ったらどうだ」
伊「留さんは僕以外の人とは同室になりたくないってさ!」
留「え、俺そんなこと言ってなくね?」
長「………可」
仙「何!正気か!?」
留「…いや、さすがに酷いだろその反応」
長「……寝相にも寝言にももう慣れた」
小「さすが長次だな!」
伊「……やっぱり悪いんだ?」


留「じゃぁ次ー、長次」
文「可」
仙「可」
留「俺も可」
伊「これは可だよね」
小「勿論私も可だ!」
仙「……こうも可ばかりだと面白味がないな」
伊「じゃぁ留さんは僕以外の人t以下略で、不可ってことで」
留「いや、だからな伊作…」
長「………」


留「えーと次、仙蔵」
小「可!私は別に誰と同室でもいいなぁ」
仙「就寝時には口を塞ぎ更に簀巻きスタイルになることを約束するのなら許可してやらなくもない」
小「別にそこまでしなきゃいけないほど寝言も寝相も悪くないぞ!」
長「…………。」
伊「えーと……僕はちょっと怖いから不可かな」
留「俺は可だな。何か落ち着きそうだ」
長「……可」
文「不k………いや、可で」
留「仙蔵、とりあえずその宝禄火矢はしまえ」
伊「えーと、留さんはb以下略だから不可に変更で」
留「………。」


留「次、ギンギン、不可」
文「…おい!」
仙「断固不可だ。暑苦しい!」
文「お前さっき人のこと脅しといてそれかよ!」
伊「不可だよね、煩いし」
文「俺は別に煩くねーぞ!」
小「不可だな!」
文「お前誰とでもいいっつっただろーが!」
小「でも文次は特別だ。ギンギン煩いと夜ぐっすり眠れない」
文「いけどんのお前にだけは言われたくないわっ!」
長「……可」
仙「なんだと!?」
留「正気か長次!」
文「お前ら…っ!」
長「……煩いのには慣れている」
文「だから煩くないッ!」


留「んじゃ、次は伊作」
伊「可だよね留さん!勿論可だよね!?」
文「あー俺は」
伊「ちょっと黙れ。ねぇ留さん、可 だ よ ね ?」
留「……さっきまでは普通に可だったんだけどなぁ…」
伊「…あ、そういえば夏場に出てくる人の肌刺して吸血していく虫って何っていったっけ?」
留「ん、蚊のことか?」
伊「よし可だね留さん!さぁ早速祝言を挙げよう!!」
留「は め ら れ た !?」
文「…不可」
仙「……不可だな」
小「何か今日のいさっくん怖いから私も不可にしとくよ」
長「……祝言…?」


留「じゃ最後、俺」
文「当然不可だ!」
留「大声出すなギンギン!」
文「何だとこの野郎!」
仙「喧嘩は余所でやれ馬鹿共が。私は可だ」
小「可!留ちゃんだったら一緒でもいいぞ!」
長「……可」
伊「………」
留「………あれ?伊作?」
仙「真っ先に可と言うと思ったんだがな」
小「いさっくーん?」
伊「……どうしよう」
文「は?」
伊「普通に考えれば当然可なんだけれど、でもここは敢えて不可という突き放した選択をすることによって、留さんの不安を煽り、より一層僕へ気を引かせる絶好の機会かもしれない!」
留「……あの、伊作?」
伊「人は失ってから初めてそのものの大切さに気付くって言うからね!あぁ、でも留は既に僕のことをこの上なく大切に思ってくれているのだからその必要はもうないかな…だったらやっぱりここは自分の欲望に正直になって可を選ぶべきだろうかさァどう思うみんな!?」
文「その自信は一体どこから湧いてくるんだ」
仙「とりあえずお前は禁欲しろ」
小「……留ちゃん、今晩泊めてあげようか?」
留「……考えとく」



伊「可も無く不可も無く、とは正にこのことだよね」
長「…この場合、可も有り不可も有り、になる気がするが…」
留「とりあえず当分の間不可でお願いします」



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つまりお題に沿えてなry
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