死に対する嘱望を抱くことは良いとか悪いとかで分別できないと思う。
誰かの不幸は測れるものじゃないし、比べるべきでもない。
だって正確に測れないもの。



どうしても無理だったから、悩むことなく衝動的に逝ってしまう場合だってある。

場所も方法も、その後の回りへの配慮も考えた上での覚悟かもしれない。



ただ事実が残るだけで、それはとても自由なことなのだと思うのです。



でも無関心になれる程、他人事でもない。

だから気にする。



彼がいなくなったら、
彼女がいなくなったら、
私がいなくなったら、


彼は、
彼女は、
私は、


いったいどうなるのだろう。

そう考える。




死ぬ瞬間てどういう感じ？

どの方法が良いの？

死んだ後はどうなるの？



いくら考えても尽きることはない。




まだ来ない、その瞬間を私はいつだって待ち望んでいるの。

取り憑かれているのよ、それに。