グレン「わー顔本当に同じだ!双子って初めて見た!」

ルシア「はあそりゃどうも」

グレン「ややこしいなー、間違えられたりせん?自分と同じ顔が居るってどげな気分?」

ルシア「……!?え、何、今何て?」

グレン「聞こえんかった?だけんー、」

ルシア「何なんだお前、言葉不自由なわけ!?」

グレン「そげな事は無いと思っちょるが……やっぱ変?初めて会う人って皆不思議な顔するけんなー……。まあすぐ慣れーけん」

ルシア「……なんでけんけん言ってるの?」

グレン「あっはは、話進まんがん!そげに珍しいかいね、でも意味通じるくらいに抑えて喋っちょるになあ……。でも何となく意味は伝わーが?」

ルシア「まあ……わからなくはないけど……。普通の言葉喋れないのかお前」

グレン「可能か不可能かと言われたらそりゃできる」

ルシア「!出来るならそれでいいだろ」

グレン「良くないがん。俺には俺の事情ってもんがあるけん」

ルシア「……とりあえず、そのけんって何……?」

グレン「けんってのはまあ"から"?だからってのがだけんってなる。主に理由の意味のからがけんになる」

ルシア「ああ、うん、そう……ちょっと通訳呼んで」

グレン「いらん!いらんけん、そげなもの。ニュアンスでわかーがん!」

ルシア「もうやだよー、フラットー、こいつと話すと疲れるよー、フラットに癒されたい……」