話題:イヤな予感
今、凄く嫌な予感がする。
再来年、mitsuと会った時、私はまた立ち止まってしまう。
もし、mitsuを選んだら、大切ななにかを失ってしまう。
そもそも、私がmitsuを選ぶことはないかもしれない。
そんな気がする。
カラーからセピア色に褪色した思い出が薄れて白くなってゆく感覚が、さらに加速する。
昨日の夜、会ってしまって、「行ってらっしゃい」と彼を見送ってから、酷くその感覚に支配されている。
本能が警告しているような、頭の中でサイレンが鳴り響いているような、そんな感覚。
こんな、嫌な予感だけはよく当たる、私の勘。