!三木ヱ門がド変態+過度の妄想癖。性描写あり。


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「おや、あれは、」



委員会帰りに偶然通り掛かった四年い組の教室。その机上に、ぽつりと放置された戦輪を見つけた。あそこは確か滝夜叉丸の席だったから、恐らく彼愛用の輪子とやらだろう。

誰もいない事をいいことに勝手に教室へ入り、奴が何時もやっているように優雅に回してみせようと手に取る。そして指を通し掛けて、私は重大な事実に気付いて動きを止めた。



……思春期真っ盛り、どうしても穴と棒の組み合わせには下卑た事を考えてしまうものだ。加えて此れは恋い焦がれている相手の愛用品、穴と聞いて興奮しない訳が無かった。



輪子をそっと左手に取り直し、右手の人差し指を輪子の穴に突き立てる。もちろん戦輪なのだから穴は元々開いているし硬質なのだが、まるでかたく閉ざされた秘所を解すように穴の回りを緩急つけて撫でていく。

私の頭の中では、布団に横たわった滝夜叉丸が布団を後ろ手に掴み、痛みに体を震わせている。待っていろ、滝夜叉丸。確か前立腺がこの辺りに……探り当てて擦ってやると彼は大きく身を逸らして喘ぎ、その大きな眸から涙を一筋零した。

その一点を狙って何度も指を抜き差ししてやれば彼はびくびくと身を波打たせ、もう我慢できないとばかりに熱の隠った潤んだ眸で私を見上げる。…そんな顔で見られてしまっては、私ももう我慢の限界だった。



「…挿れるぞ。滝夜叉丸。」






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