鉢「(つーん)」


潮「委員会の仕事が忙しいと言って…ありゃどう見ても事務の仕事だし」

立「(なるほど)文次郎…
それは、お前が鉢屋三郎のさそいをことわるときの常套句ではないか」

潮「う゛っ…俺は実際忙し…」

立「学級委員長として事務の手伝いを命ぜられてるのやもしれん、ちがうか?

フン、 まぁ、良い」

潮「仙蔵?」

立「私が手をかしてやる、同室の友人が年下の尻に敷かれるのは何となく嫌だからな」

潮「はぁっ?」

立「黙って従え」

潮「………」