二回めの日記は前のお題を……。
お題はカーテンです。
眩しい日差しが寝ぼける目に痛い。
わざわざ開けに来てくれるお隣りの彼はウザったいくらいテンションが高くてどうしようもない。
「おーい!あっさだぞー!!」
「判ってるわよ…そんなに騒がなくとも……。」
そして耳元に正座して早く起きろよと叫ぶ。
ああ煩わしい。頭が痛くなる。
どうして毎朝来てはいやがらせに近い事をしていくのだろう。
「さ!今日も一日いけいけどんどんに過ごそうな。」
「どんな一日な訳…?」
嫌だと思っていても追い出せないでいる。きっと疑問の答えはずっと先の未来にしかない。それまであんたが隣にいたら認めざるを得ない。
「おはよう、小平太」
「おう。」
着替えるときくらいはのんびりしたって構わないわよね。
part1 七松小平太
パンの焼けた香りと珈琲の香り。
シャッシャッと軽い音と共に金色の髪が朝のお出迎え。
「はよ、今日は早起きじゃない?」
「へへっ…何だか目が冴えちゃってさ。」
朝ごはん作っちまったよと笑う。
ベットから身体を起こし、浜田の方を向くと何とも似合うエプロン姿。主夫という感じで可愛い。
「…似合ってるわ、エプロン。」
「よせやい。」
冗談じゃない。本気で彼に似合っている。
料理もそこそこ、仕事も真面目で尚且つ一緒に居て楽しいと思える人なんてこの世に一体何人いるのだろう。
そんな完璧人間、私にとっては彼だけで十分だけれど。
「カフェオレにしてもらって良い…?牛乳たっぷりでね。」
「勿論。」
まだベットの上にいる私の髪にキスを落として、浜田はダイニングに戻っていった。
part2 浜田良郎
忍たまは現代学生パロですね。
対して振りは大学生か社会人…。