話題:いや別にすごい大事な話じゃないけどさでもさ誰かに曖昧な返事で聞いてほしいことってあるんだよ、あるんだもんだから、適当に聞いてほしい話
去年の春。後悔するなら、と思って仕事終わりに飛び乗った新幹線。くたくたの体に喝をいれて高めのヒールでいそいで向かった先に、いてほしくなかった。いや、いると思ってきたけど実際しんどくてくたくたの体、きっとあたしだけで横目で黄色い歓声。とおりすぎた一瞬交わればいいとおもった目はまっすぐ、前を見据えていて光をとおしていないことだけはわかって、すきとかみれてよかったよりも、先に、握りしめていた自分のてのひらから血がでているのことにきづいた。