2012-11-9 08:54
飛鳥さんとユニバに行ってきました。
夜勤明けそのままで飛鳥さんの地元駅まで行き、噂の新車でお迎えに来てもらいました。
「めっちゃかっこええな…!」
「でしょ!?これはちょっと謙遜出来ませんね!この子…かっこいいでしょ!?」
いつも謙虚な彼女も新車の前では興奮を隠せない様子。いやわりと興奮は隠せてないかな。兵助が絡むと特にな。
しかし本当にかっこいい車なので素直に羨ましい。どうやら新車くんは大変多機能なようです。
「USB接続も出来るけどBluetoothで携帯と繋がるんで音楽も聴けるしナビの復帰ルート検索も早いし…なんせ多機能で出来る子なんですよ!!」
「車体大きいのにエンジン音も静かでいいねえ。大きいけれど寡黙で気が利く…まるで長次のようだね」
「中在家…!この子は中在家…!!」
なんせ運転中ほんとにテンション高かったです彼女。わらかす。そして「Bluetooth」の読み方をこの時初めて知った。ブルートゥースって言うんだね。ブルーーーース!って読むのかとばかり。
新車くんの命名もしつつ、道中はいつも通りオタクトーク。
「あれ?もう着きそうやね」
「結構早かったですねえ」
たとえ何時間経っていようが毎回この台詞を交わす私たちにはキングクリムゾンが発動されているに違いない。@ジョジョ
平日で開場してから二、三時間経過しているというのになかなか入場出来ないくらいの混み具合。アトラクションも相当待つだろうと予測できましたが、目的はホラーナイトでゾンビとの遭遇なのでそこは特に気にしない。
どちらかと言うと男数名プラス女一人とか、またその逆の面子で来てるグループの方が気になる私たち。一体どういう繋がりなの…?いわゆる(逆)ハーレムというやつなの…?
「違和感というか疑問ハンパないですね…。こうして見ると創作というのは如何にご都合展開なのかというのが分かる…」
「そうだねえ…。まあ私もしょっちゅう(夢で)こんな感じやけどね!五年とね!」
「そうですね!五年とね!!」
ご都合展開、いいじゃない!!@夢書きの主張。
「それにしても人が多いから待ち時間もアレだね……お腹空いたね…」
「空いたんすか…。いや私も空いてますけど」
「あら。食べてこんかったん?」
「起きるのが遅かったからなんですけどね。誰も起こしてくれへんかったんですよーうちの家族。ひささんも食べてへんの?」
「それは自分で起きようず…。いや、私は昨日のお好み焼き(※Twitter参照)食べてきたんやけどさ」
「がっつり食べてきてるwww」
「いや!?あれの半分やで!?」
「それでも大きいわwwwで、何食べたいんです?」
「肉、かな」
「ほんまもうwwwこの人www」
「あ、でもチュロスも食べたいですね?美味しいですもんね?」
「そうですねーあいあい」
段々、飛鳥さんの反応が素になってきて嬉しい私です。たぶん呆れているんだと思います。あいあい。
ジュラシックパークエリアのちょっと奥まった所にあるファーストフード店でバーレルを注文。
キッズセットがジュースも付いていてお求め易い値段だったので、それがいいなあと話ながら列に並んでいたのですが、注文直前で飛鳥さんが「あっ!あれ10歳までって書いてある!」と、注意書を発見してしまい、予定外の変更で注文に手間取る私。
食べたいものは大雑把に即決するんですが、そこから細分化されると大変悩みます。基本それだったらいいの。食べたいものが肉だったら肉料理であればいいの。手羽先のなんちゃら〜とか牛のなんちゃら〜とか言われたら悩む。どれも肉じゃないか。
レジのお姉さんに若干うっとおしそうな顔をされつつ注文したバーレルを持ち席に。手掴みでワイルドに!と受けとる際に言われたのでワイルドに食してみました。
「…うっふ…」
「どしたどした」
「こんな肉々しいの竹谷好きそうですよね」
「…うっふ…」
うっふうっふしながら食す我々。こんなのは日常茶飯時です。
腹ごしらえの後は、何に乗るかなあとブラブラ歩いていると、待ち時間が少ないバックドラフトか目に入り、あれは?と提案すると「暑い!」と一言で一蹴されました。しゅん(´・ω・`)
自分でも予想外だったのでしょうね。強く言い切ってしまった事に焦りながら、「いやあれはね!?暑くて汗かくから一瞬で眉毛なくなるんすよ!一瞬で!」と説明してました。
「でも待ち時間ほんま少ないな…」と呟くので、「行く?」と訪ねると「行かん!」と、やっぱり一言で一蹴されました。しゅん(´・ω・`)
まあ、待ち時間少ないアトラクションが目の前にあったから言ってみただけで特別行きたかった訳ではないんですけども。焦る飛鳥さんが面白かったです、まる。
彼女は絶叫系が苦手だそうで、唯一乗れるスペースファンタジーへ並びに行きました。
こんこんと如何に絶叫系は恐ろしく、なぜ苦手なのか、また苦手にも関わらず友達に連れていかれてどれほど辛かったかと思い出を語る飛鳥氏。
「あの浮遊感がね…ふわぁ…っと感がね…嫌いなんです」
「わしはあのふわぁ…っと感が好きだけどなあ」
「そんなの絶対おかしいよ」
あの真顔、一生忘れない。
「昔は私も苦手やったけど、それでも乗り続けてたら乗ってる最中に何処かがプツンと切れた感覚がして以降一切怖くなくなったよ」
「なにそれ怖い」
「なんせ慣れじゃね?」
「慣れ、かなあ…。ですよねえ…」
「うんうん、だからさハリウッドドリーム乗ろう」
「うっ…………は、い……」
「ごめん、やめとこう」
ぱっちりキラキラした両目が一瞬で、半目で死んだ魚のようになり、前を開けていたコートを閉め、そっと両腕を回して体を抱き無意識に守りの体勢に入った彼女の様子を目の当たりにして本当に苦手なんだと悟りました。
並んでいる最中に何度か「乗るかー」と言うと、「………は、い…」と、答えつつ全く同じ反応をしていました。おもろい。
スペース〜の後はロックンロールショーを観に行く事に。そう誘った時の彼女の輝きようは尋常じゃなかったです。捕まれた腕の力強さも尋常じゃなかったです。
六年生でモンスターパロとかも考えてたんですが、それはまた後程熱く語るとして、ホラーナイトの時間までショップを冷やかしに行く私たち。
仮装OKという事もあり色んな帽子が売られているのでギャッギャ言いながら、これはハチだろう、兵助は特に興味ないから目の前にあった白猫のカチューシャ付けるだろう、勘ちゃんは間違いなくこれだあざと可愛い!などと盛り上がりました。
その間、二回ほどトイレへ行き、二回とも水がなかなか流れず「このまま一生トイレで生きていかねばならぬようになったらどうしよう」と一人個室の中で絶望した事など些末な出来事なのだ。焦りは人間の思考を狂わせる。
そしてとうとう始まったホラーナイト。
記念撮影をしようと携帯を開くと、まさかの「充電をしてください」の表示。
「ちょwwwまじすかwww」
「まじだwww………迷子になったらどうしよう」
「落差ハンパないwwwその時は入り口付近集合にしましょう」
「はい。辿り着ける自信なんてないけど」
「前途多難www」
それにしても人が多い。油断すると簡単に流れていく体。
焦る私は―迷子が恐ろしい私は―そっと隣の彼女の腕を掴んだ―
「カップルかwww」
「ゾンビよりも迷子の方が怖い」
「切実や…」
しかし彼女は腕をそのままにしてくれました。優しい。
「でもビビリやからゾンビ来た時、一目散に逃げたらごめんな?」
「え、それは助けてよ」
「ごめんな?」
「揺るがねえーこの人」
結局我が身が一番可愛い私。最低です。
人波に揺られながら歩いていると、とうとうお出ましゾンビさん。沸き上がる悲鳴。
「おおっ!?わあ!!(ガシッ)」
「いててっ。え?なになに?」
「ゾンビいましたよ!いてっ、足踏まれた!前の人に!」
「仕返ししてやろうか」
「いいですwwwてかひさしさん言うてた割りに冷静ちゃいます?」
いざゾンビが出てきても周囲の人や飛鳥さんが先に悲鳴を上げるので逆に冷静になれました。自分より怖がってる人がいると冷静になれますよね。まあ、チビだからゾンビの発見が遅いという理由もあるのだけれど。
たまに腕を掴む立場が逆転しては、「カップルかwww」のやり取りをする私たち。
しかし腕を掴む理由は迷子とゾンビというそれぞれ別の恐怖だったけれども。
一時間も歩いていれば慣れてくるもので、だんだん「ゾンビに驚く」から、「ゾンビを探す」に変わり、最終的には「ゾンビにビビった人たちを如何に避けて歩くか」に目的が変わっていました。グループで来てる人がほとんどだから、後ろずさりされるとぶつかるんだよね。痛い痛い。
ぐるっと一周して、そのまま退場。晩御飯の前にジャンプショップへ行きました。
そこで転職祝いにとエリザベスのフォークセットをプレゼントしたり、自分にジャスタウェイのマグカップを買ったり、銀魂ウエハースを買ったりしました。二つ選んで、一つを飛鳥さんにプレゼント。カードが入ってるタイプなんですが飛鳥さんの選んだ方には当たりっぽい銀さんカードが入ってました。彼女に最愛の人を当てさせる私。素晴らしい。地味にこういう引きはBASARAの時から何故かいい。大抵当てたシークレットは伊達の第2衣装とかなんだけども。
晩御飯はタイムサービスで千円だった中華バイキングへ。
店内に入った瞬間、固まる二人。
ガチムチのおいさん達がビキニ一丁で汗水垂らしながら料理?をしている絵が施されている壁に囲まれながら、まばらに埋まった席で食事をするお客さんたちの異様な光景…。
一抹の不安を感じながら席に着き、料理を取っていく。でも料理は普通に美味しかったです。不安が取り除かれるとやっぱり始まるオタクトーク。
でも結局、中華バイキングの壁絵が本日一番の衝撃と恐怖だった事は言うまでもない。