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海賊王におれはなる←

「古泉、今週のジャンプ読んだか?」

「僕はネウロが終わってから、ジャガーしか読んでないんですよ」

「いいからワンピースを読め!明日、全巻持ってきてやるから!!」

「………はぁ」



//////////翌日/////////


「…はあはあ。ほら、とりあえず全部持ってきたぞ!」

「すごい数ですね?!何巻まで出てるんですか!」

「56巻だ!」

「…。ごっ…56ですか?そんな…息をきらしてまで自転車に全部積み込むなんて…ある意味、尊敬します」

「いいから読め!展開が熱いぞ!俺は今誰かとワンピースについて語りたいんだ!」

「…まぁせっかく貴方が努力してくれたわけですから、ありがたくお借りしますけど」



//////さらに翌日////////


「あれ、古泉くん。おはよー!どうしたの?こんな朝早く」

「……は、まだお見えになってないのですか?」

「…キョン?キョンなら…」

「うーっす。ん?何だ古泉」

「…何だじゃありませんよっっ!!」

「どうした?その顔、クマがすげーなぁ」

「貴方のせいですよっ!」

「……まさか」(閉鎖空間…か?)←口パク

「………ですかっ!」

「へ?」

「どうして、52巻がないんですかっっ!」

「……あー…」

「おかげで僕は先の展開が気になって気になって一睡も出来ませんでしたよっっ!」



(ちょっとキョン!ふたりで何の話?!)

(…気にするな)



「あー、そりゃ多分、妹がだなぁ、一冊だけちょろまかしたのかもしれんなぁ(っていうか一気に読んだのかよお前!)」

「信じられないですよっっ!ちゃんと貸す前に確認しなかったんですかっ?!」

「別に飛ばして読めばいーだろーが!そこまで読んだ訳だし!」

「…嫌ですよ!僕、ネタバレはしない主義なんですよ」

「はあ!?」

「……52巻」

「……………わかった。明日には探して持ってくるから」

「そうですか。なら、また明日」

「何だったの?古泉くん」

「さあな」




………と言うわけで、

「長門、古泉はお前と気が合うとは思うんだが…」

「まだ甘い」

「へ?」

「私なら、帰りに貴方の家まで52巻を借りに行く」

「……さようですか」

「そう」

「……ワンピース、古泉から返ってきたらお前も読むか?」

「……」(コクリ)


ヒューマノイドインターフェースは電気羊の夢を見るか(または笑顔はクセのような超能力者)その2

「ネギ。最初から初音ミクのアイテムではなかった」

「…ロイパラの動画から拡がったのでしたっけ?」

「そう。今では、ネギは完璧に彼女のアイテム」

「そうですね」

「私のアイテム…」

「長門さんは本…ですかね?やはり」

「…………笑顔」

「え?」

「貴方のように私も笑顔を常備するとしたら?」

「……それはすごく、魅力的だと思いますよ。けど…、」


しばらくは僕が独り占めしてもよろしいですか?



ヒューマノイドインターフェースは電気羊の夢を見るか(または笑顔はクセのような超能力者)その1

「初音ミクと言えば?」

「…ネギですか?」

「そう。正解」

「カイトと言えば?」

「…アイスでしたっけ?」

「そう。正解」

「では、がくぽと言えば?」

「えーと……」

「秋のモノは嫁に食わすな…と言われている」

「あ、ナスですね」

「そう。正解、では次」

「はい」

「古泉一樹と言えば?」

「えっ?」

「繰り返す。古泉一樹といえば?」

「ぼ、僕ですか??」


(な、何だろう?僕のアイテム??赤い球体…は僕自身がなるモノだし…何だ?オセロ?そりゃ常備はしてないし…)


「すみません。長門さん…僕のアイテムって…」

「貴方のアイテムは」


笑顔


「…改めて貴女に言われると照れますね」

「そう」

ふれもせで (消失映画ワンシーン注意)

ハルヒの寝顔を見た瞬間、
身体は全身心臓のようで、
指先まで鼓動を感じた。



無意識に伸ばした手が、

触れる

ハルヒの

髪に

頬に


唇に



ハルヒの息が指に柔らかくかかる


会いたかった

お前に


声には出さず、胸の中で呟く




一瞬、林檎を剥く音が止んだ。


ぷにぷに

「何だ!ハルヒその格好は」


「何って見てわからないのっ!?牧羊犬よ」


「はあ」


「あ!」


「何だ?」


「肉珠なら触っていいわよ」


「……。そりゃどうも」


「はい」



ぷにぷに



「どう?!」


「………シャミセンのが柔らかいな」


「…もう触らせない!」


「……まぁ、何だその」


犬は犬で悪くないな


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